2013年2月6日水曜日

透析施設開設までの道程④配置職員数を検討

おおよその見込み患者数と装置台数が決まったら
次は職員の配置を考えてみる

ちょっと古い情報なんですが
「透析医療に関わる改定の影響調査(平成19年度調査)」より
透析ベッド(装置)数とスタッフ数の統計資料を抜粋
常勤の看護師1人あたりの受け持ちは、
装置 = 3.21台、患者数 = 7.58人
常勤の臨床工学技士1人あたりは、
装置 = 9.03台、患者数 = 21.35人

おおよそ看護師 3 : 1 臨床工学技士の割合で
配置されているんでしょうね

ちなみに患者数/装置台数 = 2.36人/台なので
3クールとまで行かないが2クール以上行なっている計算

これを単純に当てはめて計算すると
装置台数10台あたり患者数がおよそ24人
看護師 ≒ 3人、臨床工学技士 ≒ 1人程度となる

しかし、近年は部門によらず看護職員の確保が困難であるため、
対策として(慢性維持)血液透析に限っては
臨床工学技士の補充で賄っている施設が増えてきている

中には常勤は臨床工学技士のみで、
他の部署より看護職員を1~2名程度、
患者が透析療法を受けている時間帯のみ
臨時で配置している施設もあるようだ

(慢性維持)血液透析療法領域では、
看護師・臨床工学技士共に業務独占はなく、
施設基準も存在しない
(「透析液水質確保加算」のみ常勤の臨床工学技士の配置を求めている)

各々、専門性を持って業務分担を行なっている施設もあるが、
ほとんどの施設では隔てなく業務を実施している

法的に臨床工学技士が行えない業務としては、
主にバスキュラーアクセス(内シャントなど)以外への血管穿刺(静脈注射)や
皮下・筋肉などへの注射など侵襲的処置が挙げられるが、
透析室内で緊急に必要になることは稀な事象がほとんど

これ以外に法的には問題なく行える業務であっても、
看護師と臨床工学技士では、
その養成課程で受けてきた教育に大きな差があるのも事実

臨床工学技士は、透析技術に関しては専門教育を受けてきているが、
看護に関しては知識が浅いため、
看護領域の業務に着手するためには、
ある程度の経験や技術的・知識的な研修は必要になるものと考える

卒業までにヘルパー2級を取らせ、
介護の勉強をさせる養成校もある
こういった取り組みも必要になってくるでしょうね

患者離床後(透析終了後)のアフター業務に関しては、
臨床工学技士が専門に行う透析装置の整備や、
資格を問わず行う事務作業や
その他環境整備(清掃やシーツ交換など)であるため、
1日を通して看護師を配置するのは無駄にも思える

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