前回のブログで、
診療報酬改定項目の中で、
人工腎臓の導入期加算の施設基準に、
「腎代替療法専門指導士」が載った
...なんて話をしたよね
腎代替療法専門指導士って一体なんぞや?
それって美味いの? ムシャムシャ≠( ̄-( ̄)ウ~ン,イマイチ
それとも強いのか?ᕙ(⇀‸↼‵‵)ᕗムンッ
調べてみた 彡(-_-;)彡ヒュー
腎代替療法専門指導士について
腎代替療法専門指導士資格設立の経緯と目的
( 日本腎代替療法医療専門職推進協会Webページより抜粋)
日本腎代替療法医療専門職推進協会では、日本透析医学会、日本腎臓学会、日本臨床腎移植学会、日本移植学会、日本腹膜透析学会、日本腎不全看護学会、日本臨床工学技士会、日本病態栄養学会、日本腎臓病薬物療法学会、日本透析医会、日本腎臓病協会(順不同)と共同で、多職種で連携し、より良い腎不全医療を推進させるために「腎代替療法専門指導士」制度を立ち上げました。
「腎代替療法専門指導士」は、職種横断的な、CKDの腎代替療法の選択・療養指導に関する基本知識を有した方を育成し、透析医療だけでなく、移植医療や保存的腎臓療法を推進していく方々が取得する資格です。
対象は看護師・保健師、管理栄養士、薬剤師、臨床工学技士、移植コーディネーター、および医師の方々です。
本指導士認定制度は腎代替療法の適切な選択を推進し、透析・腎移植患者のADL・QOL向上を目指すことを目的としています。
(中略)
さらには近年問題となっている高齢化の中で、腎代替療法専門指導士には、透析見合わせも含め、人生の最終段階における意思決定支援も行える能力を兼ね備えることも目標としています。
- 多職種によるチーム医療で適切な腎代替療法の選択を推進
- 透析患者および腎移植患者のADL、QOLの向上を目指す
- 在宅医療および腎移植医療の推進
- 透析見合わせ希望者に対して緩和を含めた適切な対応を行いうる体制の構築
...ってことらしい
平成30年度診療報酬改定の際の
中医協での議論に端を発しているようだね
参照資料:「腎代替療法専門指導士とは」
前回、前々回の診療報酬改定で
立て続けに腎代替療法に係る改定が行われ、
引き続いて今年(令和4年)の改定で
ようやく腎代替療法専門指導士が
導入期加算の施設基準に載ることになったわけね
腎代替療法専門指導士の役割は...
- 患者の療法選択時に関わる(SDMへの関与)
- 在宅透析(PD、HHD)の普及に努める
- 保存的腎臓療法(CKM)選択時に関わる
- 人生会議(ACP)への参加
- 移植を増やすための継続的な試みを行う
- 移植ネットワークの登録に関与する
- ドナー患者発生時に移植施設と連携する
- ドナー登録者の増加に努める
- 慢性腎臓病患者の重症化予防に関わる
- 多職種連携に積極的に関わる
- 定期的にeラーニングによる資格の維持
- 腎代替療法に関する医療全般に関わる
- その他
その他には、
透析見合わせへの対応も含まれるのかな?
患者さんの
意思決定や人生会議にまで関わるという...( ゚Å゚)ホゥ
主に医療機器を中心とした
医療技術の提供を生業にしてきた
臨床工学技士からしたら
ちょっとハードルが高そうだけど、
本当の意味で患者さんに関われる
絶好の機会だよね ( ゚д゚)ウム
じゃあ、どうしたらなれるの?
- 看護師・保健師、管理栄養士、薬剤師、臨床工学技士、移植コーディネーター、医師(認定医並びに専門医)の資格を有し、応募時にすでにそれぞれの各学会指定の専門資格を取得している者。
- 過去10年以内に通算3 年以上、腎臓病患者の療法選択指導業務、食事指導、薬剤服薬指導、あるいは腎代替療法(HD,PD,腎移植)の医療現場に直接従事していること。
- 腎代替療法選択指導に関する20単位(1単位:50分)のeラーニング受講を行い、各受講単位のeラーニング試験に全5問正解すること。申請年度で年間20単位取得した場合、年度末の申請要件を満たすものとする。
- 認定には日本腎代替療法医療専門職推進協会への入会が必要となる。更新には日本腎代替療法医療専門職推進協会に在会、さらに基盤学会を含めた学会への参加、移植並びに在宅透析に関する研修記録の提出が必須となる。
上記「1」については、
- 慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)(旧 透析療法指導看護師(DLN))
- 透析看護認定看護師(CN)・腎不全看護認定看護師(CN)(旧 透析看護認定看護師(CN))
- 腎臓病病態栄養専門管理栄養士
- 腎臓病薬物療法専門・認定 薬剤師
- 血液浄化関連専門臨床工学士
- 認定血液浄化関連臨床工学士
- 認定レシピエント移植コーディネーター
- 腎臓病療養指導士
- 日本腎臓学会専門医
- 日本透析医学会専門医
- 日本腹膜透析医学会認定医
- 日本臨床腎移植学会認定医
おっ!?
ようやく日臨工の専門/認定臨床工学技士が
日の目を見ることに!☀ 人(*˘˘*)アリガタヤ
血液浄化専門臨床工学技士を取得してから
10年以上経つけど、
ようやく役に立ちそう(喜)
早速、日本腎代替療法医療専門職推進協会に
入会してみた(笑)
上記の専門(認定)資格を取るには
下記いずれかの基盤となる学会(認定団体)の入会が必要
- 日本透析医学会
- 日本腎臓学会
- 日本臨床腎移植学会
- 日本移植学会
- 日本腹膜透析医学会
- 日本腎不全看護学会
- 日本臨床工学技士会
- 日本病態栄養学会
- 日本腎臓病薬物療法学会
さらに更新のために
上記学会主催の学術集会に参加して
更新単位(ポイント)をゲットしなきゃならない(汗)
入会はしているけど、
あまり役立ってない学会とかあるから、
会費がもったいないんで、
基盤学会の日臨工以外は、
このタイミングで整理して、
業務に最も関わりが深い、
日本透析医学会にでも入会してみよっかな
カネナイカラナァ(´·ω·`)〜¥
入会手続きを済ませ、
翌日には、入会承認の連絡が来たので、
早速、会員専用ページからeラーニング開始!
「腎代替療法専門指導士」認定に向けて
お勉強させていただきます _φ(◎ヘ◎;)
あと、
日本腎代替療法医療専門職推進協会Webページの
メニューバーにあったこれ↓
「透析領域感染症管理認定士」?
今回の診療報酬改定では
診療所で「外来感染対策向上加算 」なるものが
新設されたりしてたけど、
もしかして透析の感染対策加算の収載も狙ってたのかな?
Webページで資格名を堂々と公表してるということは、
今後、何かしらの動きがあるのかもね
楽しみぃ ☀ 人(*˘˘*)ヒキツヅキヨロシク
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