バスキュラーカテーテルの刺入部の管理は
消毒+透明ドレッシング(テガダームなど)での"消毒密閉法"から
流水での"洗浄法"に切り替えるという話を
以前、ここで紹介していた
http://oompa-de-loompa.blogspot.jp/2010/09/blog-post_16.html
実は既に随分前から始めており、定着しましたのでご紹介します
やり方はいたって簡単
生理食塩液を刺入孔および周囲へ勢いよく吹きつけて
汚れを吹き飛ばすイメージで洗浄を行う
消毒密閉法に比べ、管理も格段に楽になりましたよ
まだという施設の方は、検討してみては? \(^O^)オタメシアレ〜
消毒+透明ドレッシング(テガダームなど)での"消毒密閉法"から
流水での"洗浄法"に切り替えるという話を
以前、ここで紹介していた
http://oompa-de-loompa.blogspot.jp/2010/09/blog-post_16.html
実は既に随分前から始めており、定着しましたのでご紹介します
やり方はいたって簡単
生理食塩液を刺入孔および周囲へ勢いよく吹きつけて
汚れを吹き飛ばすイメージで洗浄を行う
洗浄後は水分をきれいなガーゼでよく拭き取り
ある程度通気性のあるパット付き滅菌テープ
(うちではシルキーポアドレッシング)で蓋をするだけ
これを毎日、ほぼ決まった時間に行う
うちでは、洗浄間隔を24時間以上開けないようにしています
実際に刺入部位はどうなったか?
消毒密閉法だと、密閉が保たれていたとしても、
数日で湿潤し、中には膿瘍が確認され、
マメに消毒を行わないとならない症例も少なくなかった
しかし、洗浄法では数週間後でも、刺入部はきれいな状態を保っていた
写真上はカテーテル挿入直後、下は2週間後
発赤もなく、ほとんど変化していないでしょ?
この方法にしてから、刺入部の感染(疑い)がほとんど見られなくなった
一症例で微妙な膿瘍滲出が見られたが、
洗浄法を続けてることで、数日で認められなくなった
うちでは生食でやっているけど、水道水でも良いと思われます
自己管理できる方には、シャワー浴をしてもらうというのも手かも...消毒密閉法に比べ、管理も格段に楽になりましたよ
まだという施設の方は、検討してみては? \(^O^)オタメシアレ〜
4 件のコメント:
捨て台詞の後にはかなりご苦労されて定着させた事でしょう。お疲れ様です。
うちは未だにドレープしてます。あまり長期間に渡って挿入しないのと(大抵3日間程度)、長期の際にはDICでない限りは感染が心配なので1週間ごとに刺し替えてもらってます。そちらでは交換の目安はどうされていますか?
3日おきにカテ交換とは...コスト大丈夫なんですか?
うちの交換の目安は、カテが閉塞などの不具合があるまでか、刺入部の感染が認められた時(交換ではなく刺入位置変更しますが...)です。
長期用(カフ付)ではないのに、1ヶ月半くらい同じカテを入れっぱなしということもありましたよ(笑)
いえいえ、3日で大抵CRRT終了なのが大半で抜去します。言葉足らずでした(^。^;)
保険内でやりますので1週間おきに交換です。
因みに3日おきでも手技料取れませんが材料の償還はOKですよね。
それにしても1ヶ月半も入れっぱなしでも感染しないってことは刺入部の管理が正しい証拠ですよね。培養したら出るとは思いますが。。。
情報有難うございます○┓ペコリ
元々の皮膚の常在菌は出るでしょうね。
消毒密閉の方が、湿潤や密閉破綻の可能性が否定できないので、菌増殖の危険性は高いように思えます。
洗浄法で管理しているCVカテの刺入部をルミテスターでATP拭き取り測定した文献を拝見したら、1ヶ月後でも特に変化はなかったようですよ。
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