バブル世代 vs ゆとり世代

2012年3月19日月曜日

お仕事 自分のこと

バブル世代」とは...(以下、Wikipediaより)

労働市場の分野では、バブル景気(第11循環拡張期、1986年11月から1991年2月)による売り手市場時(概ね1988年から1992年)に新入社した世代

これを見る限りでは、オレはバブル世代らしい
たしかに、あの好景気に湧いた時期を覚えているし、
恩恵も受けた記憶がある

ゆとり世代」とは...(以下、Wikipediaより)

平成14年度(高等学校は平成15年度)学習指導要領による教育(ゆとり教育)を受けた世代のこと

ここ数年、労働市場に登場してきましたね

その「バブル世代」が管理職となって、
この「ゆとり世代」を指導するにあたって、
よく耳にするのが「今時の若い奴は...」という言葉

これって今に始まったことじゃないんですよ
我々「バブル世代」もそれ以前の「団塊世代」の方々
に同じように罵られていましたもんね(笑)

オレも何人もの「ゆとり」を見てきましたが
決して皆が皆ではなく、罵られるくらい仕事できない奴は一部

一体、どういったところがダメなのか、
オレの過去の経験談の中で特に最悪の例をご紹介


『手取り足取り教えないと覚えない』

まったく勉強して来ないんですよね
一から十まで教えないと、
堂々と「教えてもらっていない」と言いますからね

以前、国試レベルの基本的な質問をしても
真顔で「わからない」としか答えなかったので
「うちに帰って勉強しなおして来い!」と怒鳴ったら、
仕事中にも関わらず勝手に家に帰ってしまい、
数十分後「調べてきました」と堂々と戻って来た輩がおった
帰ってきた時のこいつの笑顔は未だに忘れられない...(苦笑)


『言われたことしかやらない(できない)』

マニュアル世代とも言われているようですが、
事細かにマニュアル化してやらないと本当にできないし
書いていないこと、言われていないことは一切やらない
わからないことは質問するわけでもなく
必要かどうかの判断もできないし応用も効かない

書類を渡して「○○課に出して来て」と頼んだが、
その後、まったく報告がない
しばらくしてから「出して来たのか?」と聞くと、
「今日中とは思わなかったと...」
じゃあいつ出しに行くつもりだったのよ!?

他にも「○○課の誰に出すのかわからなかった」と
その後、聞きもせず放置していた馬鹿野郎もいたっけ...(苦笑)


『物事の良し悪しが理解できていない』

オレの目の届かないところで、
業務中に無駄話に興じている奴はよくいるが、
オレが目の前に現れても止めようとせず、
堂々と談笑していた輩がいた
しかも大声で...仕事の手も止まっている...
オレのことを見下しているのか?と思いきや、
「患者さんがいないから良いと思った」と
まったく悪いことだという認識がなかったのだという
しかも、注意しても反省の色がない
怒鳴りつけたら「そんなことで(親にも)怒られたことなどない」
と反論までしてきやがった(驚)


こんな奴等は極稀な例だとは思いますが(本当にそう思いたいです)、
皆さんのところにもいらっしゃいませんか?

我々「バブル世代」は
親や学校の教師、職場の先輩にも殴られて育ちました(苦笑)
同じように今の「ゆとり」の子にそんなことしたら
「パワハラだ!」と騒がれます(怒鳴っただけでも言われます)
やりにくい世の中ですね...

しかし、高齢化のこのご時世
我々が扱っている患者さんの多くは「団塊の世代」よりも上の方
我々「バブル世代」は厳しく接してもらった経験がありますが、
「ゆとり世代」は自分の祖父母に優しく接してもらったくらいで、
実際にはないのと同じ
接し方など失礼がないか、トラブルにならないかと
傍から見ていてハラハラすることもシバシバ

当の本人には言わないが、実際にクレームも多いんですよね
逆に「団塊」の方々も接し難い、
どう接していいかわからないというご意見も聞きます

我々にも言えることかもしれませんが、
世代間のコミュニケーションのとり方が今後の課題ですね