管理職のぼやき

2012年3月21日水曜日

お仕事 自分のこと

病院という組織は、一部の事務系職員を除いては、
主に医療有資格者の集団で構成されている

医療現場の職員(医療有資格者)に対しては
病院運営上の事務方(経営者)からの指示と
診療業務(医療)についての医師からの指示が併存するため
管理職を中心とした組織としてのマネジメントが
一般企業に比し定着しにくいという側面を持っている

医療を生業とする医療有資格者にとって、
どちらを優先すべきかとういうと、
診療中の患者さんを目の前にしては"医師の指示"というのが当然のこと

しかし、各部門の管理職までもが部下を動かすという本来の役割よりも
医師の指示の元、技術職としての業務に集中するあまり、
いつしか組織図が形骸化してしまうこともシバシバ

管理職といえども、当初は一般の技術職(医療職)として入職し、
後に管理職に昇進した人が多いのでは...?
そのため、当人の興味の中心が部門のマネジメントよりも、
どうしても所属部門の技術に偏る傾向にあり、
管理職(マネージャー)というより、
技術職(医療職)としての指導者(リーダー、コーチ)となりがち

繰り返しになるが管理職には"人を動かす"ことが求められる
"人を育てる"技術指導は、1ランク下の役職者(主任クラス)で十分だと思う

最近では医療職の管理職に対しても、
経営観念を求める施設も少なくはないですね
事務方の仕事では?と思うところもあるが、
部門を運営していく上で、または自分のやり甲斐(やりたい事)を
経営者に理解してもらうためにも
人の管理のみならずお金のことも理解しておかなくてはね...

わかってはいるんだけど、これがなかなか...
現場の考えを立場の違う上(事務方)に理解してもらうことって
障害も多く、たびたび壁にブチあたります(汗)
大きい組織になればばるほど、指揮・命令系統が複雑で
話を伝えるだけでも困難となることって多いのでは?

オレはマネージャーよりもコーチに徹して
部下くんたちをイビッていた方が気楽だったな...(笑)