オンラインHDFをやっているので、
プライミングも当然、透析液の全自動プラ
午前クールの分は、
朝一斉にプライミングしちゃうんだけど、
患者さんの来院時間まで
1時間半ほども置いておく事がシバシバ...
その間、回路内プライミング液(=透析液)の組成や温度変化がないよう
15分おきに5分間、低流量でダイアライザに透析液を流している(膜加温)
血液P(ポンプ)も低流速(50mL/min)で回しっぱなし
この設定で回路内が一回り透析される寸法
開始直前まで組成や温度変化も少なく済むはず...ホントか?
確かめてみた(笑)
水温も測れるpH計と浸透圧を用いて
温度と組成の変化を確認
対象として供給装置から採取(機械室室温:23℃)
pH:7.50±0.04
液温:25.4±0.4℃(装置表示値:26.4±0.2℃)
浸透圧:280±0mOsm
(n=3、以降も同じ)
供給装置から最も遠い
最末端まで配管長がおよそ20mあるんで、
まずは、プライミング前に
液置換から2時間ほど放置してあった装置から採取(透析室室温:25℃)
pH:7.37±0.01
液温:22.4±0.0℃
浸透圧:279±0mOsm
...ふ~ん、pH下がるんだ...!?
...で、5分間「透析液洗い流し」直後
pH:7.51±0.01
液温:36.3±0.2℃
浸透圧:280±0mOsm
...んでもって、DFASプラ直後
pH:7.49±0.05
液温:36.4±0.1℃
浸透圧:280±0mOsm
...そして、ここから15分後
(QB:50mL/min、QD:0mL/min)
pH:7.48±0.01
液温:34.6±0.3℃
浸透圧:280±0mOsm
15分くらいじゃ組成(pH、浸透圧)は変わらないね
液温は2℃近く低下してるな...
じゃあ、血液Pも停めて1時間放置
すると...
pH:7.52±0.0
液温:25.4±0.4℃
浸透圧:278±1mOsm
当然、液温は下がってるんだけど、
それに伴う組成は変化がない!?
回路内がきちんと密閉されてるから?
これが(pH計の)温度補償電極の限界?
このデータだけ見てると、
あまり神経質にならなくても、
少々、放置しても大丈夫そう?
ちなみにビーカーに取って、
開放したままのpHの変化は...
0分:7.49(36.2℃)
15分:7.52(34.4℃)
30分:7.67(29.2℃)
1時間:7.96(23.6℃)
(n=1)
組成変化はともかく、
液温は著明に下がるので、
患者さんに使う直前までの待機中は
定期的に回路内を
透析液流して血液P回して、
透析してあげるべきなんだろうな
うちは今まで通り、15分毎に5分間ずつ
低流速で透析をしてあげることにします
透析液の無駄遣いとか言わないでね(苦笑)
11/15追伸:
タイトルを「逆濾過透析液...」としてましたが、日機装DFASは逆濾過機能が付いてませんので、厳密にはオンライン補充液=透析液でした。お詫びして訂正いたします(汗)
プライミングも当然、透析液の全自動プラ
朝一斉にプライミングしちゃうんだけど、
患者さんの来院時間まで
1時間半ほども置いておく事がシバシバ...
その間、回路内プライミング液(=透析液)の組成や温度変化がないよう
15分おきに5分間、低流量でダイアライザに透析液を流している(膜加温)
血液P(ポンプ)も低流速(50mL/min)で回しっぱなし
この設定で回路内が一回り透析される寸法
開始直前まで組成や温度変化も少なく済むはず...ホントか?
確かめてみた(笑)
水温も測れるpH計と浸透圧を用いて
温度と組成の変化を確認
対象として供給装置から採取(機械室室温:23℃)
pH:7.50±0.04
液温:25.4±0.4℃(装置表示値:26.4±0.2℃)
浸透圧:280±0mOsm
(n=3、以降も同じ)
供給装置から最も遠い
最末端まで配管長がおよそ20mあるんで、
まずは、プライミング前に
液置換から2時間ほど放置してあった装置から採取(透析室室温:25℃)
pH:7.37±0.01
液温:22.4±0.0℃
浸透圧:279±0mOsm
...ふ~ん、pH下がるんだ...!?
...で、5分間「透析液洗い流し」直後
pH:7.51±0.01
液温:36.3±0.2℃
浸透圧:280±0mOsm
...んでもって、DFASプラ直後
pH:7.49±0.05
液温:36.4±0.1℃
浸透圧:280±0mOsm
...そして、ここから15分後
(QB:50mL/min、QD:0mL/min)
pH:7.48±0.01
液温:34.6±0.3℃
浸透圧:280±0mOsm
15分くらいじゃ組成(pH、浸透圧)は変わらないね
液温は2℃近く低下してるな...
じゃあ、血液Pも停めて1時間放置
すると...
pH:7.52±0.0
液温:25.4±0.4℃
浸透圧:278±1mOsm
当然、液温は下がってるんだけど、
それに伴う組成は変化がない!?
回路内がきちんと密閉されてるから?
これが(pH計の)温度補償電極の限界?
このデータだけ見てると、
あまり神経質にならなくても、
少々、放置しても大丈夫そう?
ちなみにビーカーに取って、
開放したままのpHの変化は...
0分:7.49(36.2℃)
15分:7.52(34.4℃)
30分:7.67(29.2℃)
1時間:7.96(23.6℃)
(n=1)
組成変化はともかく、
液温は著明に下がるので、
患者さんに使う直前までの待機中は
定期的に回路内を
透析液流して血液P回して、
透析してあげるべきなんだろうな
うちは今まで通り、15分毎に5分間ずつ
低流速で透析をしてあげることにします
透析液の無駄遣いとか言わないでね(苦笑)
11/15追伸:
タイトルを「逆濾過透析液...」としてましたが、日機装DFASは逆濾過機能が付いてませんので、厳密にはオンライン補充液=透析液でした。お詫びして訂正いたします(汗)
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