残留塩素と硬度を測定器で管理

2015年9月11日金曜日

お仕事

新クリは、いよいよ来週オープン
先週末は内覧会だったんだけど、
思いの外大盛況

開業までの過程や、
この度、買ってもらった機器などのご紹介を、
このブログで順次ご報告しようと思っているんだけど
開業準備にテンヤワンヤで、
ここ3週間ほどは土日も含め休みなし、
夜遅くまで残って働いていたので、
ブログ書く暇や気力がなくって...(汗)

皆さんに忘れららないうちに、
小出しにレビューを書いていきたいと思っております(笑)

...で、まずは、簡単な
残留塩素計と硬度測定器からご紹介

通常、残留塩素は、こんな↓感じのテスターで測っていると思われる
以前、ここでも紹介した試験紙タイプもあるけど、
ガイドラインで推奨しているDPD法に準拠していないし、
保管法によっては、あっという間に使い物にならなくなる
期限内であっても、他の測定法では陰性なのに、
塩素が検出されることもある

硬度は、これら↓かな?
こちらも試験紙(ソフチェック)はお勧めしません
軟水化判定指示薬(画像右)は、
ガイドラインにも明記されているもの

いずれも、測定値の詳細までは不明瞭

長年、臨床工学技士をやっていると、
なんでも数値化して管理したくなるんだよねぇ(笑)

...なので、買ってもらっちゃいました
いすれもハンナインスツルメンツ社製
ちなみに画像上が残留塩素計で、下が硬度測定器
パット見、間違えそう(苦笑)

原水(水道水)を用いて測定してみた
まずは、残留塩素計から...

ガラスセル(容器)に採取液を入れ...
 本体へセットし、まずはゼロ校正を行う
次に、DPD試薬を入れて混和し、
再び、本体へセット
2分30秒待ってから測定
ほんのチョット手間と時間はかかるけど、
人の目を頼りにした従来法よりは、
正確に管理できそう

ちなみに、この時の全残留塩素は0.45mg/L(ppm)
同じく目で見て測るテスターでは、0.5ppmくらいかな?
ほぼ同等の精度...って、あたりまえか(笑)

ちなみにRO装置のカーボンフィルタ後で測定してみたら、
テスターでは目視で変色を確認できず...つまり0(ゼロ)ってこと?
測定器では0.06mg/Lでした...微妙に検出されるんだね

次は、硬度測定器をご紹介
残留塩素よりも使うものがいっぱい(汗)
採取量は、たったの0.5mL!?
それをガラスセルに入れたら、
指示試薬を10mLも注ぎ入れる!?
次に定着液を2滴垂らし入れ撹拌
それからゼロ校正
...で、次に測定試薬を投入し、
2分ほど待って、ようやく測定(汗)
チョット手間かな(汗)

...だけど、指示薬は、硬水か軟水かの判定しかできないし...

不正確で評判の試験紙は、50ppmと出てるけど、
信用に値せず
測定器では、15.0mg/L(ppm)と出た

市の水道局の直近の検査値は19.5mg/Lなので、
測定器の方が信ぴょう性あるよね

では、硬度もRO装置から採取して測ってみよう!

当院でこの度、導入した水処理装置は軟水化レス
NF膜とROモジュールの2重ろ過で
軟水化を達成するというシロモノ

塩の補充しなくて済むね(笑)

...で、NF膜後の硬度の評価をしたかったんだけど、
採取ポイントの取出し口に
チューブが付いていなかたので断念
(メーカーさん頼むよ!)
仕方ないので、RO装置の出口で採取

指示薬では陰性
信用に値しないソフチェックでは25ppmも出てやがる!?
そんな訳あるかい!
 ...で、測定器では、エラー表示!?
実はこのエラー、
ゼロ校正時の採取液(測定試薬を投入する前)と
間違ってませんか?って、確認してきているんだよね
つまり、0.0mg/Lってことだよね

少々、手間と時間はかかりますが、
数値化してきちんと管理するには良いかもです

頑張って毎日、測定するぞぉ(苦笑)