透析液濃度測定に欠かせないツール"浸透圧計"
代表的なのは2機種くらいかな?
(オレの知るかぎりね)
アークレイ社製自動浸透圧分析装置
オズモステーション OM-6060
日機装社製浸透圧分析装置
OSA-33
どちらも測定原理は氷点降下法
OSA-33は、検体の入ったサンプル管に
測定サーミスタを挿入し、
サンプル管ごと不凍液に沈め
撹拌しながら検体を氷結させる
3ヶ月に一回は不凍液の交換が必要
OM-6060は、
検体をノズルで測定セルへ吸引し、
測定セル周囲のサーモモジュールを電気的に冷却し、
検体を氷結させる
双方とも検体が氷結した温度から浸透圧値を換算
サンプル量(サンプル管)は、
OSA-33が1.5mL必要なのに対して、
OM-6060は0.2mLほど
測定原理から考えると納得
代表的なのは2機種くらいかな?
(オレの知るかぎりね)
アークレイ社製自動浸透圧分析装置
オズモステーション OM-6060
日機装社製浸透圧分析装置
OSA-33
どちらも測定原理は氷点降下法
OSA-33は、検体の入ったサンプル管に
測定サーミスタを挿入し、
サンプル管ごと不凍液に沈め
撹拌しながら検体を氷結させる
3ヶ月に一回は不凍液の交換が必要
OM-6060は、
検体をノズルで測定セルへ吸引し、
測定セル周囲のサーモモジュールを電気的に冷却し、
検体を氷結させる
双方とも検体が氷結した温度から浸透圧値を換算
サンプル量(サンプル管)は、
OSA-33が1.5mL必要なのに対して、
OM-6060は0.2mLほど
左:OM-6060 右:OSA-33 |
校正は、OM-6060は
0、300、1000mOsmの3点
(0は付属しておらず、蒸留水を使用)
OSA-33の校正液は
0、400、1000、2000mOsmの4点が付属しているが、
メーカーさん曰く、
透析液の浸透圧測定のみなら
0と400だけでOKとのこと
(1000、2000は尿や血漿浸透圧測定時に使用)
他の特徴としては、
OM-6060は、
検体の蒸発を防ぐためのカバーを装着
ただでさえ少量の検体量なので、
多検体測定中の測定待ち中の、
僅かな蒸発が測定値に影響を及ぼしかねないよね
OSA-33は、
"共洗いモード"なる機能を装備
測定サーミスタに付着した、前測定検体を洗い流すため、
同じ検体を2つ並べて検体をセット
1つ目の検体でサーミスタを洗うことで、
前検体の影響を排除してから、2つ目の検体を測定するというもの
校正も共洗いで... |
OM-6060は、1測定ごとに
ノズル~測定セル内を洗浄液で洗っているから、
前検体の影響はない...としている
...で、肝心な測定値を比較
サンプルは透析液を使用
濃度(電導度)は、上記画像の通りのものを
1つのシリンジで採取し、それぞれのサンプル管へ分注
双方とも0、300(400)、1000mOsmの3点校正後に測定
まずはOSA-33
続いてOM-6060
この差をどう考えるか...
透析モードなしのPOCT測定器で測定した結果は
pH = 7.275(簡易pH計では7.42)
Na = 139.0
K = 1.9
...微妙だな(苦笑)
ちなみにOM-6060は
必ず週1回の校正を必要とし、
校正しないで1週間経過したら、
"校正しなさい"的な表示が出て、
測定させてもらえない(汗)
なら、校正しないで測定したら、
測定値はどの程度変化するのか?
OM-6060の300mOsm校正液と
OSA-33の400mOsm校正液を、
それぞれ1週間毎日測定してみた
すると、OSA-33よりもOM-6060の方が上昇激しいね...
(大袈裟に見えるように、グラフ縮尺を表記してあるのでご注意:笑)
初日と1週間目の変化率は
OM-6060で+3%以上
OSA-33は+1%未満でした
毎日校正が推奨されているようなので、
当院もそれに習って、より正確な測定を目指すとします
0 件のコメント:
コメントを投稿