院内感染対策①外来専門透析施設での対策を考えてみる

2014年11月9日日曜日

お仕事

世界中、エボラ出血熱で大騒ぎ(汗)
...なのに、こんな可愛いぬいぐるみまで出る始末(苦笑)

対応策が確立されていない、
謂わば"未知の病原体"だから、
パニックになるのは当然のことだよね...(苦笑)

この季節、インフルエンザやノロウィルスの
流行の兆しも見えてきている模様
インフルエンザ(苦笑)
ノロウィルス...可愛いじゃねぇか(笑)
北海道は例年、「札幌雪まつり」を境に、
爆発的に流行してくる
道外、国外からたくさんの人が押し寄せてくるからね(汗)

インフルエンザやノロウィルスのように、
既に世間一般に認知されているようなものであっても、
誤った対策を施していれば、
患者さんどころかスタッフにまで、
あっという間に蔓延してしまい、
施設運営に影響が出るのは必至

医療業界は、昔っから
これらの対策に頭を捻ってきた経緯があるから、
どこの医療施設でも大概、
対策マニュアルは備えているものと思われる

でも、近年は介護施設が増えてきていて、
医療とは無関係だった業種が運営している施設も多いため
対策が不十分な施設も少なくないものと思われる

うちのような外来専門の透析施設は、
入院施設とは異なり、院内感染のリスクは少ない

...と、言うのは過去の話で、
自宅からの通院のみならず、
介護施設から通って来られる患者さんもいるので、
十分な対策を取る必要があるものと考える

日本透析医学会や日本透析医会から出されている
院内感染対策に関わるガイドラインってこんな↓ものかな...

透析医療における標準的な透析操作と院内感染予防に関するマニュアル(三訂版)
透析施設における新型インフルエンザ対策ガイドライン
透析患者の C 型ウイルス肝炎治療ガイドライン
HIV 感染患者透析医療ガイドライン

当院のような外来専門透析施設が
日常的に対策を考えなければならないのって...

① ウィルス性肝炎(HBV、HCV)
② インフルエンザ
③ ノロウィルス
④ 疥癬

...くらいかな?

三訂版にはノロウィルスと疥癬の対策って載ってないんだね...

外来患者で極端に免疫が低下するような重症例はいないだろうから
MRSAなどはスタンダードプリコーションを確実に行えば
難なく対応できそうだし、
HIVや結核は即、基幹病院へ送るだろうから、
発生した際の、連携策を考えておく

次回以降、とりあえずは、
前述した①〜④の対応策を順次ご紹介予定
(書く気力が続けばね:苦笑)

オレの個人的な見解も織り交ぜて書くので、
誤りなどありましたらご指摘くださいませ

中でも、特にオレが個人的に気になっている
「疥癬」から紹介させていただきます(笑)