2014年8月11日月曜日

37mmモニターを比較してみた

透析液の生菌検査に用いる
メンブレンフィルターユニットで
一般的に用いられているのは...

①PALL社の「37mmクオリティモニター」(販売元:ニプロ社)
②ADVANTEC社の「37mmモニターユニット」(販売元:日機装)
③Merck Millipore社の「ミリフレックスPLUSのフィルターファンネルユニット」
...くらいなものかな?

①と②はm-TGE培地、③はR2A培地を使用
価格は① < ② < ③の順で高価で、③は飛び抜けて高い(汗)

①と②って、見た目も使い勝手もほぼ同等?

当院ではPALL製を使ってるんだけど、
ADVANTEC製のサンプルをいただいたので
使い勝手など比較してみた

(左:ADVANTEC 右:PALL)
形状はほぼ一緒
フィルターの色がADVANTEC製の方が明るくて
格子状のラインがハッキリ見える

PALL製のクオリティモニターは、
滅菌してあるんだけど、滅菌包装がされていない
培養面(表)側が、キャップで密栓してあるから大丈夫とのこと?

ADVANTEC製のモニターユニットも通常製品は同様の包装らしいが、
日機装仕様は特注で、4セットずつ滅菌包装されている
なぜ4個?
トキシノメーターミニの測定検体数(最大4検体)に合わせた模様(笑)
使っている施設さん、多いんだろうね
液体培地は1アンプルのみ同梱
これを4カセットに分けて使うそうな
(PALL社は1カセットに1アンプル使用)
左:ADVANTEC 右:PALL
試料を注入するのはPALL製もADVANTEC製も同じ
青キャップ(表)側から注入し、
裏面より余分な試料をシリンジで吸引する

液体培地の注入方法は、
PALL製の場合は、試料注入と同様に
青キャップ側(表)からフィルターに万遍なく浸すように注入し、
裏面より余分な液体培地をシリンジで吸引する
販売元のニプロからは、以上のやり方で説明受けているが、
PALLのホームページには裏面から注入している画像が...!?
ADVANTEC製は、
専用のシリンジと針を使用し裏面より注入
フィルターに浸透させるというもの
裏から注入するので、
試料注入以降、表(培養)面での余計な作業が減り、
コンタミネーションの機会を減らすことができる

ただし、液体培地がフィルターに
万遍なく行き渡ったかがチョット不安かも(汗)

注入針先端は鈍なので、余程強く押さない限り
フィルターを突き破ることはない
あとは清潔に表(青)裏(赤)共にキャップをして、
試料を注入した青キャップ(表)側を下にして、
インキュベーターにて培養

ちなみに当院の場合、
透析液の培養は23℃で1週間行っている

...で、試しに同じ試料(水道水)を
23℃3日間培養したもので比較したものがこちら↓
PALL製クオリティモニター 
ADVANTEC製モニターユニット
ADVANTEC製の方は、
液体培地が万遍なく滲み渡ったか不安だったが大丈夫だった模様
フィルターの色が明るい分、
ハッキリ見えてコロニーカウントしやすいね

滅菌包装されてて清潔そうだし、
コンタミネーションを減らせるかもしれないし、
コロニーが見やすいし、
ADVANTECの方が使いやすそう

でもね、本音は③のミリフレックスPLUSが一番好き(苦笑)
前職で使っていたんだけど、
これが最も確実で清潔だと思うんだよね
ポンプ自体が高価だから、恐らく買ってもらえないだろうな...(悲)

せめてPALLのクオリティモニターから
ADVANTECのモニターユニットに買い替えてもらうとします(汗)

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