2014年6月4日水曜日

蔓延る伝統を蹴散らせ⑦穿刺部位の観察

先日、点検業務の改善に乗り出した件をご紹介したが
その中で特に気になったのが「穿刺部位の観察」

当院は外来専門なので、
患者さんは、しかっりした方ばかり
...なので、自己抜針はあり得ないだろうけど、
何かの拍子に抜けた...なんてことも無きにしもあらず(汗)

常に穿刺部を観て廻るのは当然のこと
...なのに、当院では穿刺部位は隠れたまま!?
患者さんが寒がって布団を掛けたがるそうな(汗)
掛布が引っ掛かって抜針したらマズイと
わざわざこんなものまで手作りしておった(苦笑)
オレ的には、抜針事故対策で最も効果的なのは、
マメな"観察"だと思ってる

前職では認知症の方がたくさんいて
結構な頻度で自己抜針があって、
重大な事故も起きていたのだが、
対応に四苦八苦

以前はこんな「出血監視センサー」なるものがあって、
導入を検討したことがあったけど、
センサシートの上にシャント肢を
大人しく載せておいてくれなければ意味がない代物なので
採用せず(苦笑)
最近はこんなのや...
こんなのもあるようだけど...
効果の程は不明

いつ起こるかわからない、
確実な予防策にならないかもしれない物に、
毎回、余計にコストをかけるというのはどうなのよ?

ちなみに静脈圧警報は
シビアに設定していても、高流量で廻していると、
針抜けたくらいじゃ圧って極端には下がってくれない
側孔漏れなら尚更(汗)
機械を頼ってちゃイカンよ(笑)

結局、前職では、認知症の方は抑制しつつ、
観察を強化して事故を減らした経緯がある

...けど、患者さんて寒がる人が多いよね
「見えるように腕出しておいて」って言っても、
気がついたら掛布が掛かっていることもシバシバ(苦笑)

だったら外から観えて、
且つ寒くならないグッズを探してみよう!

商品としては、こんなのも販売されているけど...
画像上の筒状のものは、カバーがズレた際に、
テープやチューブを引っ掛けてしまいそう...

画像下の透明カバーは、固定アームとセットで使用するもので、
単体だとフニャフニャして使い勝手が悪い...

ペットボトルを利用して手作りしちゃった施設さんもあるようです(笑)
医)博友会さんのホームページより引用

先日、某SNSでお友達さんが、
「こんなのもあるぞぉ」って紹介してくれていたので
早速、メーカーを突き止めて、デモしてもらった

その名も「カンサツくん」
メディキット社より定価3,900円で販売 (¥○¥)タカッ!

発売して間もないようで、担当営業の方も知らなかったそうな(笑)
(当然、カタログもなし)

写真じゃわかりにくいかもしれないが、
腕を入れた際に可能な限り隙間をなくすため、
奥と手前では径が違う(上腕側を太くしている)

...で、早速試してみた

観やすいね(笑)
肩や手先は掛布をかけて、穿刺部は見える状態
時間の経過と共に、体温でカバー内の温度が上がってくるので、
寒くないとのこと

残念ながらサイズは一種類のみなので、
使いにくい方も中にはいた

でも、いろんなサイズを発売するより、
伸縮させるなど、サイズを変えられる機構が付いたら良いかもね

今後に期待するとします

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