新卒さんも中途採用さんも、
新年度に入職した方は、
そろそろ職場の雰囲気・流れが見えてきた頃かな?
慣れ親しむまではもう少しかかるだろうし、
指導してくれている上司・先輩も
まだ遠慮がちかな(笑)
本番はこれからだね(苦笑)
特に新卒さんは、
国家資格をゲットして
社会に出て意気揚々としているところに
ぶち当たる最初の壁...机上のお勉強とはあきらかに違う現実
それをクリアする術をまだ持たないため
強いストレッサーとなることも...(汗)
一体何が起きているのか?...と
理解するまで少々時間がかかることも、
ストレスを高める要因になるかもね(苦笑)
そのストレスを発散する術を
まだまだ持て(た)ないものだから
元々、ストレスに極端に弱い輩は、
折れた心(ネガティブな感情)は即、
逃避(退職、転職、辞める)に向かうことも...(汗)
ま、大半の方(新人)は、
その感情を指導者(先輩・上司)に間接的にぶつけることで、
発散するのがほとんどだろうね(苦笑)
上司の愚痴・悪口はガイドラインを守りましょう
日経メディカルより
4月になりました。新年度あけましておめでとうございます。
別れもあれば出会いもあります。それぞれの施設で、新しい風が吹いているのではないかと思います。
当院も、4月から新しく3人の専攻医(新入部員)と、7人の初期研修医を迎え、物理的にも精神的にも盛り上がっているところであります。
さて、そんな新年度なのですが、遡ること数日前、当院の研修修了式で「しんどくて何度も辞めたいと思った瞬間があった」と述べた研修医がおりました。
その研修医は、辞めたくなるたびに同期やいろんな先輩に話を聞いてもらって、なんとか2年間の初期臨床研修を終え、他の施設の専攻医課程に進んでいきました。
ところが今では「救急当直のバイトに行ってもいいですか?」なんて聞いてくれるようになっています。
卒業してまだ数日で、辞めたかったのにやりたくなるってどういうことやねんというツッコミどころはあるのですが、プラスマイナスを総合したらプラスの思い出が勝っていたということなんだろうと、前向きに捉えています。
レジリエンスを磨け
新年度早々、辞める辞めないなどという暗い話はしたくないのですが、それでもみんな、続けていけるだろうかとか、失敗したりしないのかとか、新生活への希望とともに一抹の不安を心に宿しつつ入職してくるのだと思います。
10年ほど前、僕も不安だらけで入職した記憶があります。
うまくいかないことももちろんあるでしょうが、なんとか続けていくためには、折れない心が大事だと思います。
しかしこの「折れずに過ごす」というのは本当に難しい。
めちゃくちゃ頑張って前向きに仕事をしていても、ある日突然バーンアウトに見舞われてしまうというのも救急の世界ではよく聞く話です。
他科の医師の平均と比較して、救急医はオッズ比3.18でバーンアウトしやすいという研究もあります。
Shanafelt TD, Boone S, Tan L, et al.Burnout and satisfaction with work-life balance among US physicians relative to the general US population. Arch Intern Med. 2012;172:1377-85.
燃え尽きない、折れない心を身につけるためのキーワードはレジリエンス(Resilience)です。
レジリエンスは「回復力」「抵抗力」、「弾力性」などと訳される言葉で、メンタルの強さの指標みたいなものです。
弾性力、つまりゴムみたいな心であれば、折れずにしなやかに過ごすことができるということです。
レジリエンスを磨いていくことが、継続の秘訣になるかもしれません。
そもそもレジリエンスって磨けるのか
先日、先輩救急医と「どうやったらレジリエンスを磨けるか」みたいな話をしていて、自分なりにアレコレ考えてみたのですが、自分はレジリエンスを磨こうと思ったことがありませんでした。
おそらく、つらさが限界を迎える前になんとなく処理してしまっているのだと思います。
それを一体どうやっているのかと聞かれても、言語化が難しいです。
書店には様々な啓発本があふれており、松岡修造日めくりカレンダーみたいな、見ると元気が出るようなアイテムもあります。
とはいえ玉石混交しておりますし、疲れている時に松岡節をみると熱が高すぎて疲れてしまうなどということにもなりかねません。
レジリエンスを高めるヒントはその辺に転がっているのかもしれませんが、適切な教科書を選ぶ必要があると思います。
そこで今回は、医師として折れずに過ごすためのバイブルを紹介します。日経メディカルの若手医師向けサイト「Cadetto.jp」のコラム「研修医のための人生ライフ向上塾!」です(なんとこの度、書籍化されることになりました!)。
人生ライフの向上を!
精神科医の鈴木瞬先生※が連載されているコラムで、これが本当に良い意味で脱力系なのです。
そんなに肩肘張らなくたっていいじゃんということを、様々なテーマに沿って精神科医・産業医の視点から熱弁してくれます。
※注 最近流行りのお笑い芸人「しゅんしゅんクリニックP」とはなんの関係もありません。
しゅんしゅんクリニックPのPはPsychiatryではなくPowerだそうです。
鈴木瞬先生にヘイヘイドクターやってとおねだりしてもやってくれないと思いますが、コラムの宣伝をしてあげたのでいつかやってくれるんじゃないかと思いまシュッ。
こちらのコラム、めんどくさい上司の対応法とか、燃え尽きない方法とか、精神科としての適切なアドバイスがてんこ盛りです。
その中で、僕が特に推したいのが「上司の愚痴・悪口ガイドライン」です。
世の中、様々な疾患の診療ガイドラインがあると思いますが、ついに愚痴や悪口のガイドラインまで作られてしまいました。
「上司の愚痴や悪口を言うなんて言語道断だ」というのが世の中の風潮かもしれませんが、こうしたストレスのはけ口を強制的になくしてしまうと溜め込んで参ってしまうという面もあるでしょうから、僕個人としてはアレコレ愚痴ってくれた方がありがたいと思うのです。
他人を不幸にしない、マナーを守った愚痴・悪口で、心の平衡が保てるなら大歓迎です。
彼が勧める悪口のマナーは5点あります。
(1)論理と感情の矛盾を率直に表現する
発言は論理的に一貫性がなくても良いということです。
頭に浮かんだ矛盾をそのまま言葉にすると良いらしいです。
「教えてくれるのはいいんだけど話長くね?」みたいな感じです。
素直は大事。
(2)愚痴・悪口にはユーモアを忘れない
お笑い芸人さんたちのひな壇トークは、だいたい自虐ネタか他人イジリですが、ユーモアにあふれています。
あれを目指すと良いらしいです。
怨念がこもる前に、小出しにしていくのがポイントかもしれませんね……。
(3)愚痴・悪口は当人へのサービス
なぜ悪口を言うかというと、無視できない大きな存在だからです。
「悪口は言われる方が主役」ということで、悪口を言っている自分は脇役なのだと自覚することが重要ということです。
(4)その場で終わる
悪口はその場で吐き捨てて、形に残さないのがマナー。
SNSに書いたりするのは良くないです。
不特定多数に、何が言いたいかよく分からない陰性感情をぶつけるのは不愉快が不愉快を生むだけです。
(5)雑なフォローをしておく
後腐れなく悪口を終えるための秘訣のようです。
あくまでも愚痴や悪口は自分のストレスマネジメント。
であれば、最後は適当に相手を褒めておきましょうということです。
例:
あの指導医、教えてくれるのはええんやけどいちいち言うことが細かいねん。
レポートの添削も何回直させるねん!
出しても出しても真っ赤やないか。
誤字脱字あるなら前回指摘しとけや!
ていうかレポート書いて臨床能力が担保されるなら苦労せーへんわ。
別に物書きになりたいわけちゃうねん!
まぁちゃんと見てくれてるのはありがたいんですけどね。
毎年、僕に1本目のレポートを提出してくれた研修医が、2本目以降は違う指導医に見せに行くので、上記のような悪口を言われているのではないかと勝手に思っています。
今年度も、優しく厳しく頑張りたいと思います。
というわけで、新生活を始めた皆さん。
脱力を交えつつ、ともに頑張りましょう!
悪口言うのは自由だけど、
言った方も、言われた方も、
陰口だろうが、直に言われようが、
その場で納めて、後々に引きずらないことだな(苦笑)
関係性を悪くして、
後々、引きずるようなら
業務にも支障が出てしまうので、論外
職場の生産性を低下させることになりかねないんで
経営者の手を煩わせることになり、
天秤にかけられ、どちらを支持することになるかは、
言うに及ばずだよね(苦笑)
学生ではなく社会の一員
企業(医療機関)の一員となったからには、
社会に貢献し、企業営利(経営)の一助になるよう
生産性向上に務めるのが、
給与を頂いている従業員の務め
精神的ストレスは、速やかに取り除き
後腐れない雰囲気をさっさと作り上げて
同じ目的に向かって突き進むべく、
まずはスキルを上げること
...これの繰り返しだよね(苦笑)
そのためにレジリエンスを磨く
レジリエンス
その逆境(ストレス)を糧に
さっさと成長してくれよ...ってことだろうね
はっきり言って指導する側も、
ウジウジしている輩(略してウジ虫くん:笑)を
自分の仕事の合間に指導してるんで
かまっている暇ないんだよね(苦笑)
レジデンスを身に着けて強くなろうねぇ(笑)
新年度に入職した方は、
そろそろ職場の雰囲気・流れが見えてきた頃かな?
慣れ親しむまではもう少しかかるだろうし、
指導してくれている上司・先輩も
まだ遠慮がちかな(笑)
本番はこれからだね(苦笑)
特に新卒さんは、
国家資格をゲットして
社会に出て意気揚々としているところに
ぶち当たる最初の壁...机上のお勉強とはあきらかに違う現実
それをクリアする術をまだ持たないため
強いストレッサーとなることも...(汗)
一体何が起きているのか?...と
理解するまで少々時間がかかることも、
ストレスを高める要因になるかもね(苦笑)
そのストレスを発散する術を
まだまだ持て(た)ないものだから
元々、ストレスに極端に弱い輩は、
折れた心(ネガティブな感情)は即、
逃避(退職、転職、辞める)に向かうことも...(汗)
ま、大半の方(新人)は、
その感情を指導者(先輩・上司)に間接的にぶつけることで、
発散するのがほとんどだろうね(苦笑)
上司の愚痴・悪口はガイドラインを守りましょう
日経メディカルより
4月になりました。新年度あけましておめでとうございます。
別れもあれば出会いもあります。それぞれの施設で、新しい風が吹いているのではないかと思います。
当院も、4月から新しく3人の専攻医(新入部員)と、7人の初期研修医を迎え、物理的にも精神的にも盛り上がっているところであります。
さて、そんな新年度なのですが、遡ること数日前、当院の研修修了式で「しんどくて何度も辞めたいと思った瞬間があった」と述べた研修医がおりました。
その研修医は、辞めたくなるたびに同期やいろんな先輩に話を聞いてもらって、なんとか2年間の初期臨床研修を終え、他の施設の専攻医課程に進んでいきました。
ところが今では「救急当直のバイトに行ってもいいですか?」なんて聞いてくれるようになっています。
卒業してまだ数日で、辞めたかったのにやりたくなるってどういうことやねんというツッコミどころはあるのですが、プラスマイナスを総合したらプラスの思い出が勝っていたということなんだろうと、前向きに捉えています。
レジリエンスを磨け
新年度早々、辞める辞めないなどという暗い話はしたくないのですが、それでもみんな、続けていけるだろうかとか、失敗したりしないのかとか、新生活への希望とともに一抹の不安を心に宿しつつ入職してくるのだと思います。
10年ほど前、僕も不安だらけで入職した記憶があります。
うまくいかないことももちろんあるでしょうが、なんとか続けていくためには、折れない心が大事だと思います。
しかしこの「折れずに過ごす」というのは本当に難しい。
めちゃくちゃ頑張って前向きに仕事をしていても、ある日突然バーンアウトに見舞われてしまうというのも救急の世界ではよく聞く話です。
他科の医師の平均と比較して、救急医はオッズ比3.18でバーンアウトしやすいという研究もあります。
Shanafelt TD, Boone S, Tan L, et al.Burnout and satisfaction with work-life balance among US physicians relative to the general US population. Arch Intern Med. 2012;172:1377-85.
燃え尽きない、折れない心を身につけるためのキーワードはレジリエンス(Resilience)です。
レジリエンスは「回復力」「抵抗力」、「弾力性」などと訳される言葉で、メンタルの強さの指標みたいなものです。
弾性力、つまりゴムみたいな心であれば、折れずにしなやかに過ごすことができるということです。
レジリエンスを磨いていくことが、継続の秘訣になるかもしれません。
そもそもレジリエンスって磨けるのか
先日、先輩救急医と「どうやったらレジリエンスを磨けるか」みたいな話をしていて、自分なりにアレコレ考えてみたのですが、自分はレジリエンスを磨こうと思ったことがありませんでした。
おそらく、つらさが限界を迎える前になんとなく処理してしまっているのだと思います。
それを一体どうやっているのかと聞かれても、言語化が難しいです。
書店には様々な啓発本があふれており、松岡修造日めくりカレンダーみたいな、見ると元気が出るようなアイテムもあります。
とはいえ玉石混交しておりますし、疲れている時に松岡節をみると熱が高すぎて疲れてしまうなどということにもなりかねません。
レジリエンスを高めるヒントはその辺に転がっているのかもしれませんが、適切な教科書を選ぶ必要があると思います。
そこで今回は、医師として折れずに過ごすためのバイブルを紹介します。日経メディカルの若手医師向けサイト「Cadetto.jp」のコラム「研修医のための人生ライフ向上塾!」です(なんとこの度、書籍化されることになりました!)。
人生ライフの向上を!
精神科医の鈴木瞬先生※が連載されているコラムで、これが本当に良い意味で脱力系なのです。
そんなに肩肘張らなくたっていいじゃんということを、様々なテーマに沿って精神科医・産業医の視点から熱弁してくれます。
※注 最近流行りのお笑い芸人「しゅんしゅんクリニックP」とはなんの関係もありません。
しゅんしゅんクリニックPのPはPsychiatryではなくPowerだそうです。
鈴木瞬先生にヘイヘイドクターやってとおねだりしてもやってくれないと思いますが、コラムの宣伝をしてあげたのでいつかやってくれるんじゃないかと思いまシュッ。
こちらのコラム、めんどくさい上司の対応法とか、燃え尽きない方法とか、精神科としての適切なアドバイスがてんこ盛りです。
その中で、僕が特に推したいのが「上司の愚痴・悪口ガイドライン」です。
世の中、様々な疾患の診療ガイドラインがあると思いますが、ついに愚痴や悪口のガイドラインまで作られてしまいました。
「上司の愚痴や悪口を言うなんて言語道断だ」というのが世の中の風潮かもしれませんが、こうしたストレスのはけ口を強制的になくしてしまうと溜め込んで参ってしまうという面もあるでしょうから、僕個人としてはアレコレ愚痴ってくれた方がありがたいと思うのです。
他人を不幸にしない、マナーを守った愚痴・悪口で、心の平衡が保てるなら大歓迎です。
彼が勧める悪口のマナーは5点あります。
(1)論理と感情の矛盾を率直に表現する
発言は論理的に一貫性がなくても良いということです。
頭に浮かんだ矛盾をそのまま言葉にすると良いらしいです。
「教えてくれるのはいいんだけど話長くね?」みたいな感じです。
素直は大事。
(2)愚痴・悪口にはユーモアを忘れない
お笑い芸人さんたちのひな壇トークは、だいたい自虐ネタか他人イジリですが、ユーモアにあふれています。
あれを目指すと良いらしいです。
怨念がこもる前に、小出しにしていくのがポイントかもしれませんね……。
(3)愚痴・悪口は当人へのサービス
なぜ悪口を言うかというと、無視できない大きな存在だからです。
「悪口は言われる方が主役」ということで、悪口を言っている自分は脇役なのだと自覚することが重要ということです。
(4)その場で終わる
悪口はその場で吐き捨てて、形に残さないのがマナー。
SNSに書いたりするのは良くないです。
不特定多数に、何が言いたいかよく分からない陰性感情をぶつけるのは不愉快が不愉快を生むだけです。
(5)雑なフォローをしておく
後腐れなく悪口を終えるための秘訣のようです。
あくまでも愚痴や悪口は自分のストレスマネジメント。
であれば、最後は適当に相手を褒めておきましょうということです。
例:
あの指導医、教えてくれるのはええんやけどいちいち言うことが細かいねん。
レポートの添削も何回直させるねん!
出しても出しても真っ赤やないか。
誤字脱字あるなら前回指摘しとけや!
ていうかレポート書いて臨床能力が担保されるなら苦労せーへんわ。
別に物書きになりたいわけちゃうねん!
まぁちゃんと見てくれてるのはありがたいんですけどね。
毎年、僕に1本目のレポートを提出してくれた研修医が、2本目以降は違う指導医に見せに行くので、上記のような悪口を言われているのではないかと勝手に思っています。
今年度も、優しく厳しく頑張りたいと思います。
というわけで、新生活を始めた皆さん。
脱力を交えつつ、ともに頑張りましょう!
悪口言うのは自由だけど、
言った方も、言われた方も、
陰口だろうが、直に言われようが、
その場で納めて、後々に引きずらないことだな(苦笑)
関係性を悪くして、
後々、引きずるようなら
業務にも支障が出てしまうので、論外
職場の生産性を低下させることになりかねないんで
経営者の手を煩わせることになり、
天秤にかけられ、どちらを支持することになるかは、
言うに及ばずだよね(苦笑)
学生ではなく社会の一員
企業(医療機関)の一員となったからには、
社会に貢献し、企業営利(経営)の一助になるよう
生産性向上に務めるのが、
給与を頂いている従業員の務め
精神的ストレスは、速やかに取り除き
後腐れない雰囲気をさっさと作り上げて
同じ目的に向かって突き進むべく、
まずはスキルを上げること
...これの繰り返しだよね(苦笑)
そのためにレジリエンスを磨く
レジリエンス
- 逆境に対する反応としての精神的回復力や自然的治癒力
- ストレスや逆境にさらされても、適応し、自分の目標を達成するために再起する力
...と表現されるらしい!?
要は、いつまでもウジウジしていないでその逆境(ストレス)を糧に
さっさと成長してくれよ...ってことだろうね
はっきり言って指導する側も、
ウジウジしている輩(略してウジ虫くん:笑)を
自分の仕事の合間に指導してるんで
かまっている暇ないんだよね(苦笑)
レジデンスを身に着けて強くなろうねぇ(笑)
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