スキップしてメイン コンテンツに移動

漏れ電流を測ってみた

漏れ電流測定器を買ってもらったので
各機器の定期点検項目に入れて測ってみることにした

まずはおさらい...漏れ電流とは?
(教科書から引用、画像をクリックしたら拡大します)
※患者測定電流は漏れ電流ではありません
このうち定期点検項目として測定するのは...

・接地漏れ電流
・外装漏れ電流(大地-外装間)
・患者漏れ電流-Ⅰ

...と、した

患者漏れ電流-ⅡとⅢは
別途、外部電源が必要なので今回はパス

そして正常値(許容値)...
皆さんも国試の際には頭に叩き込んだのでは?
昨年のMDICの認定試験でも出たので辛うじて覚えてましたが、
当時は「こんなもの、実際の業務で使わんだろう!」と
高を括ってましたが、まさか使う日が来ようとは...(苦笑)
...で、実際の測定方法を備忘録を兼ねてご紹介

医療機器の電源コンセントを測定器に接続
測定器の電源コンセントは設備の3Pコンセントへ

右上の「AC電源接地モニタ」ランプで
接地の有無が確認できる優れもの

右下の「AC電源接続」および「保護接地線接続」スイッチを
「正常」⇔「(片側)断線」に切り替えることで
正常状態と単一故障状態を再現できる
右中ほどの「AC電源極性切替」スイッチで
「正接続」⇔「逆接続」を切り替えて
高い方の数値を測定結果として採用する
実際の測定方法として、まずは接地漏れ電流
測定プローブは使用しない

続いて外装漏れ電流
外装に金属部分があれば、
そこに測定プローブをあてて測定するが、
最近の医療機器って外装は樹脂のものがほとんど
教科書的には、外装の操作パネルなどに
金属片(アルミホイル)を密着させ測定プローブをあてる
測定器メーカーの日本光電さん曰く
等電位端子に測定プローブをあててもOKだと?
ホンマかいな?
うちにある医療機器のほとんどに等電位端子が付いてるけど...
テルモのポンプ類にはないようです
念のため教科書通りアルミホイルでやってみるとします

最後は患者漏れ電流-Ⅰ
BF型の医療機器は写真のように
ECGリードをまとめて測定プローブに接続
CF型は一本ずつ行う
たったこれだけなんです...簡単でしょ?

人工呼吸器、除細動器、ベッドサイドモニタ、
シリンジ&輸液ポンプを各機種1台ずつ測定してみた

かなり古い機種もあったので不安だったが
皆、許容値内で一安心
この調子で順次、全医療機器を測っていくとします

注意点としてレーザープリンタは測定しないように
高周波漏れ電流が流れるそうで測定器が故障してしまうらしい
多人数用のセントラルモニタでパソコンタイプのモノに
レーザープリンターが付属しているが
それも「医療機器だ!」と測定してしまった施設があったようです
せっかくお手頃価格の測定器なのに
修理代が高くついてしまいますね...(笑)

コメント

このブログの人気の投稿

[Ubuntu 12.04 LTS]無線LANの設定【備忘録】

所有している2台のPCのうち1台は少々型古なノートPC 無線LANを内蔵しているので、使わない手はないかな... ただし親機も型古で、接続状況があまりよくない 使用中に切断されることもシバシバ... 最近はもっぱらPLCを使って有線LANにしているが、 せっかくなのでUbuntuでの無線LANの接続方法もご紹介しときます まずは我が家の無線環境をご紹介 ノートPCのスペックは... 【型式】 hp Compaq nw8440 【CPU】 インテル® Core™2 Duo プロセッサ T5500、1.66 GHz、667MHz FSB 【メモリ】 1024MB PC2-5300 DDR2-SDRAM 【HDD】 Serial ATA 80GB内蔵、7200rpm 【無線LAN】 Broadcom® 4311BG(IEEE802.11b/g、WiFi準拠) 【無線セキュリティ】 64/128bit WEP、WPA、WPA2、hardware-accelerated AES、802.1x authentication types EAP-TLS、EAP-TTLS、PEAP-GTC、PEAP-MSCHAPv2、LEAP、EAP-FAST、EAP-SIM

ダイアライザの種類を増やす

以前、 エセon-line HDF を行なっていた際、 ダイアライザは必ず高効率・高透水性のものを選定 結果、全てⅣ型、Ⅴ型のポリスルフォン(PS)系のみとなった 当時、使用していた銘柄は FDY-GW(PEPA)、VPS-HA(PS)、FX-S(PS)、APS-SA(PS、2.5㎡のみ)くらい 膜面積を変えて使い分け、 全てのダイアライザで必要に応じてon-line HDFを施していた 昨年、on-line HDFが認可され、 同時にヘモダイアフィルタも発売され、 エセon-line HDFを続けるのはマズイだろうということになり、 本当に必要な(適応のある)患者以外はHDへ移行することに その際に採用したのがAPS-EXだったが、これもPS

今更だけど生食プライミング再考①自己満足のうんちく ┐( -"-)┌マタクダラナイコトヲ...

今更シリーズ(笑) 当院は生食プライミングです... 1,300mL製剤のうち1,000mL使用 (残り300mLは返血用) 改めてプライミングの目的を再確認 透析医療事故防止のための標準的透析操作マニュアル には... 「ダイアライザと血液回路内の微小な塵, 膜の保護剤, 充填液および空気を洗浄除去し, 治療が開始できる状態にすることを目的とする」 ...とある とどのつまり、 血液回路内および人工腎臓(ダイアライザー)の 洗浄、気泡除去、充填...ってことね [洗浄] 滅菌残渣物、膜や回路材質からの溶出物、膜保護剤(グリセリンなど)、充填液(ウェットタイプの場合)の除去 [気泡除去] 気泡の患者体内流入および血液凝血の防止 [充填] 血液置換の際の溶血防止(生理的浸透圧溶液)、エアトラップチャンバの適切な液面調整 ...ってとこかな? 効果的な洗浄は、プライミング液の量を増やすことだろうけど、 コストや手間を考えた場合、 オンラインHDF専用機のような全自動装置で、 透析液でも使わなきゃ無理だろうね(苦笑)