今まで、このネタに触れてなかったんだな
...オレとしたことが!(苦笑)
実を言うとこの件については、
オレ的には結構、こだわるところなんだよね...
こんなの使って、固定強度を検証したこともあったっけ(笑)
その時の発表抄録がこちら
(スライドデータ消失:汗)
いきなりどうしたのかというと、
某穿刺針メーカーがこれをもって
来訪しにきたことに話は始まる...
翼付きのクランプキャス針?
オレ「この翼、何のためにあるの?」
翼状針(AVF針)に比べ翼が小さいので
刺す際に掴むわけではなさそう
メーカー「テープ固定するためだそうです」
オレ「???」
透析用穿刺針のテープ固定についておさらい
テープの固定強度って、
皮膚や部材(針本体やチューブ)への
貼付面積と比例する
翼状針で、何も考えずに、
翼にベタッと貼ったところで、
実のところ、翼とテープが浮いた状態になり
効果的に貼りついていないことが多々ある
見事に浮いているよね(苦笑)
部材表面に沿って舐めるように貼って
貼付面積をかせぐようにしないとね
しかし、穿刺針本体や翼の下(皮膚側)って
浮いた状態だよね
これって固定力弱くね?
なので翼に固定テープ貼って安心してたら
足元すくわれるだろ...他にも補強するならいざ知らず(苦笑)
だったらこの方が良くね?
翼には貼らず
根本のチューブに、翼に引っかかるように"Ω"貼り(笑)
抜け方向に力が加わっても抜けにくくなる
皮膚の貼付面積が大きいので、
固定力はUP(笑)
どのみち刺入部の保護テープ(サビオやドレッシング)貼ったら、
翼までかかるので、
固定テープと重ならないようにするには
これがベストかな
...テープ同士が重なるように貼ったら
どちらか一方が剥がれたら、
もう一方も剥がれてしまうんで、
危険度が増すからね(汗)
...で、クランプキャスも同様

何も考えずにベタッと貼ったら...
貼らさっていない箇所が多くて
せっかくの固定テープが台無し(汗)
舐めるようにΩ固定がベスト
その際に、クランプ部の段差を利用して
引っかかりを作ると効果的
Ω固定よりもY固定(≒α固定)の方が多少強度が高いらしい
うちは穿刺針をYかα固定
回路(チューブ)はΩ固定で統一
他のテープと重ならないようにするのが大変だけどね(汗)
ググったらこんな文献見つけた
http://www.nephroclinic.net/docs/pdf/030.pdf
枚数を使うと強度が増すというもの
幅の狭いテープより広いテープの方が
固定力が高いという報告も...
http://hcea.umin.ac.jp/34th_jsth/syouroku/symposium.pdf#page=8
うちは幅狭を枚数多めに貼ってるけど
幅広にした方が良いかな?(汗)
「抜針事故;防止十か条と対応五か条」にも書かれている通り...

どのみち、どんなにテープ固定を強化しても、
人間の力には敵わないということを忘れてはならない!?
チューブ持たれて一気に引っ張っられたら、
簡単に抜けちゃうからね〜(汗)
テープ固定は"不意に"抜けないための予防策の"一つ"であって
自己抜針には効果がないので、
監視の強化や
ブリーディングセンサ(抜針出血検知器)を
駆使することだね(苦笑)
話は最初に戻って、
翼付きのクランプ針のお値段は
翼なしのクランプ針よりかなり高額らしい!?
費用対効果を考えたら、オレならいらねぇ(苦笑)
...オレとしたことが!(苦笑)
実を言うとこの件については、
オレ的には結構、こだわるところなんだよね...
こんなの使って、固定強度を検証したこともあったっけ(笑)
その時の発表抄録がこちら
(スライドデータ消失:汗)
いきなりどうしたのかというと、
某穿刺針メーカーがこれをもって
来訪しにきたことに話は始まる...
翼付きのクランプキャス針?
オレ「この翼、何のためにあるの?」
翼状針(AVF針)に比べ翼が小さいので
刺す際に掴むわけではなさそう
メーカー「テープ固定するためだそうです」
オレ「???」
透析用穿刺針のテープ固定についておさらい
テープの固定強度って、
皮膚や部材(針本体やチューブ)への
貼付面積と比例する
翼状針で、何も考えずに、
翼にベタッと貼ったところで、
実のところ、翼とテープが浮いた状態になり
効果的に貼りついていないことが多々ある
下記画像は正面からみたところ...
赤=皮膚へ貼り付いた部分 青=部材に貼り付いている部分 |
部材表面に沿って舐めるように貼って
貼付面積をかせぐようにしないとね
しかし、穿刺針本体や翼の下(皮膚側)って
浮いた状態だよね
これって固定力弱くね?
なので翼に固定テープ貼って安心してたら
足元すくわれるだろ...他にも補強するならいざ知らず(苦笑)
だったらこの方が良くね?
翼には貼らず
根本のチューブに、翼に引っかかるように"Ω"貼り(笑)
抜け方向に力が加わっても抜けにくくなる
皮膚の貼付面積が大きいので、
固定力はUP(笑)
どのみち刺入部の保護テープ(サビオやドレッシング)貼ったら、
翼までかかるので、
固定テープと重ならないようにするには
これがベストかな
...テープ同士が重なるように貼ったら
どちらか一方が剥がれたら、
もう一方も剥がれてしまうんで、
危険度が増すからね(汗)
...で、クランプキャスも同様

何も考えずにベタッと貼ったら...
貼らさっていない箇所が多くて
せっかくの固定テープが台無し(汗)
舐めるようにΩ固定がベスト
その際に、クランプ部の段差を利用して
引っかかりを作ると効果的
Ω固定よりもY固定(≒α固定)の方が多少強度が高いらしい
うちは穿刺針をYかα固定
回路(チューブ)はΩ固定で統一
他のテープと重ならないようにするのが大変だけどね(汗)
ググったらこんな文献見つけた
http://www.nephroclinic.net/docs/pdf/030.pdf
枚数を使うと強度が増すというもの
幅の狭いテープより広いテープの方が
固定力が高いという報告も...
http://hcea.umin.ac.jp/34th_jsth/syouroku/symposium.pdf#page=8
うちは幅狭を枚数多めに貼ってるけど
幅広にした方が良いかな?(汗)
「抜針事故;防止十か条と対応五か条」にも書かれている通り...
- テープ同士が重なったり、チューブ同士が干渉しないよう、固定に配慮した穿刺部位の選択
- 返血や抜針のことをを考えて剥がしやすくするんじゃなく、透析中に剥がれ難いテープ固定を率先する
- 患者さんは動くのが当然、回路にループやたわみを作って引っ張られて抜けないよう、余裕をもたせた固定を行う
...ってとこかな(汗)

どのみち、どんなにテープ固定を強化しても、
人間の力には敵わないということを忘れてはならない!?
チューブ持たれて一気に引っ張っられたら、
簡単に抜けちゃうからね〜(汗)
テープ固定は"不意に"抜けないための予防策の"一つ"であって
自己抜針には効果がないので、
監視の強化や
ブリーディングセンサ(抜針出血検知器)を
駆使することだね(苦笑)
話は最初に戻って、
翼付きのクランプ針のお値段は
翼なしのクランプ針よりかなり高額らしい!?
費用対効果を考えたら、オレならいらねぇ(苦笑)
次は「効果的な回路固定!?」をご紹介
0 件のコメント:
コメントを投稿