中央社会保険医療協議会(中医協)での
令和2年度診療報酬改定議論が終わって
本日、厚生労働大臣に答申となったね
重点的に議論されとった
個別改定項目の中から、
維持透析(「人工腎臓」)関連だけ抜粋してみた...
「慢性維持透析を行った場合(1〜3)」では、
従来は、ESA製剤はマルメ(包括)だったが、
内服のHIF-PHD阻害剤(エベレンゾ錠)登場により、
院内処方が必要となったため、
ややこしくなってしまった(汗)
また、経皮的バスキュラーアクセス拡張術 (VAIVT)の
3ヶ月縛りが撤廃された!?
...大幅に減額されたけどね(苦笑)
そう言えば 昨夏くらいに、
日臨工からこんなインフォメーションあったよね
「腎代替療法専門指導士」
今年、大阪で行われる日本透析医学会にて、
創設される?、講習会が開催?との情報が発信!?
本指導士が指導を行った場合に、
導入期加算の増額を求める...という話だったが...
「導入期加算2」の増額は達成される模様
プラス「腎代替療法指導管理料」の
新設もあるようなんだけど
残念ながら指導士についての文言はなし?
---
ア 腎臓内科の診療に従事した経験を3年以上有する専任の常勤医師
イ 5年以上看護師として医療に従事し、腎臓病患者の看護について3年以上の経験を有する専任の常勤看護師 ・ 腎臓病について患者及びその家族等に対する説明を目的とした腎臓病教室を定期的に実施すること。
---
中医協には関連学会から多数の要望が出され、
臨床工学技士関連も結構あったんだけど
医療技術評価分科会で検討された
本改定で対応の優先度が高いとされた項目はホンの一部(悲)
その中に導入期加算もあったんだけど、
臨床工学技士を含んだ指導士ではなく、
経験者の看護師ってことになっちゃったね ...残念 orz
...けど、次改定を見越して、
指導士は創設してほしいところだね(笑)
さて、毎年のごとく
ダイアライザーの価格改定も行われるんだけど、
今改定では、機能区分の合理化が行われる模様
機能区分自体の変更は4年ぶり(だったかな?)
材料価格は、後日、官報に掲載されるので、
そちらでご確認を!
(ブログ執筆時点では、まだ見れなかった:汗)
透析関連は、こんなところかな...
オレ的には、
術中の麻酔管理に、
臨工が参入できることを期待してたんだけど、
こちらも残念ながら看護師...(苦笑)
これらは、
「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」で、
何かしら法的根拠を付加してもらってから
...ってことなんだろうね(汗)
次回以降の検討会で何かしら動きがあることを期待(笑)
令和2年度診療報酬改定議論が終わって
本日、厚生労働大臣に答申となったね
重点的に議論されとった
個別改定項目の中から、
維持透析(「人工腎臓」)関連だけ抜粋してみた...
「慢性維持透析を行った場合(1〜3)」では、
従来は、ESA製剤はマルメ(包括)だったが、
内服のHIF-PHD阻害剤(エベレンゾ錠)登場により、
院内処方が必要となったため、
ややこしくなってしまった(汗)
画像は「慢性維持透析を行った場合1」のみ掲載 |
3ヶ月縛りが撤廃された!?
...大幅に減額されたけどね(苦笑)
そう言えば 昨夏くらいに、
日臨工からこんなインフォメーションあったよね
「腎代替療法専門指導士」
今年、大阪で行われる日本透析医学会にて、
創設される?、講習会が開催?との情報が発信!?
本指導士が指導を行った場合に、
導入期加算の増額を求める...という話だったが...
プラス「腎代替療法指導管理料」の
新設もあるようなんだけど
残念ながら指導士についての文言はなし?
---
ア 腎臓内科の診療に従事した経験を3年以上有する専任の常勤医師
イ 5年以上看護師として医療に従事し、腎臓病患者の看護について3年以上の経験を有する専任の常勤看護師 ・ 腎臓病について患者及びその家族等に対する説明を目的とした腎臓病教室を定期的に実施すること。
---
中医協には関連学会から多数の要望が出され、
臨床工学技士関連も結構あったんだけど
医療技術評価分科会で検討された
本改定で対応の優先度が高いとされた項目はホンの一部(悲)
その中に導入期加算もあったんだけど、
臨床工学技士を含んだ指導士ではなく、
経験者の看護師ってことになっちゃったね ...残念 orz
...けど、次改定を見越して、
指導士は創設してほしいところだね(笑)
さて、毎年のごとく
ダイアライザーの価格改定も行われるんだけど、
今改定では、機能区分の合理化が行われる模様
機能区分自体の変更は4年ぶり(だったかな?)
材料価格は、後日、官報に掲載されるので、
そちらでご確認を!
(ブログ執筆時点では、まだ見れなかった:汗)
透析関連は、こんなところかな...
オレ的には、
術中の麻酔管理に、
臨工が参入できることを期待してたんだけど、
こちらも残念ながら看護師...(苦笑)
これらは、
「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」で、
何かしら法的根拠を付加してもらってから
...ってことなんだろうね(汗)
次回以降の検討会で何かしら動きがあることを期待(笑)
3 件のコメント:
はじめまして。医療法人の事務の者です。いつも貴重な情報をわかりやすく記載頂くため、業務上の参考にさせて頂いております。
1点質問がございます。人工腎臓とバスキュラーアクセスに関する画像は厚生労働省の資料でしょうか。不躾なお願いで大変恐縮ですが、差し障りがなければ、出典元をお教え頂くことはできませんでしょうか。
早速、ご返信頂きまして、ありがとうございました。
人工腎臓については、「注14 1から3までの場合であって、イからハまでを算定した週においては、ニからヘまでを別に算定できない。」とあるため、週毎にエリスロポエチン、ダルベポエチン、HIF-PHD阻害剤(院内処方されたものに限る。)を使用したかどうか確認する必要が生じるので、レセ請求をどうするか、という課題が出てきました。月1回ダルベポエチンを使用する患者様もいらっしゃるため、そうなると大幅な減収になります。むしろなんらかの薬剤を使用した方が有利では?という点数設定ではないかと感じております。
また色々と勉強させて頂けましたら幸いです。
事務職員からすると、臨床的なことがチンプンカンプンですので、定期的にこちらを拝見して、勉強させて頂いておりました。
正直、当法人の事務員よりも、まとめ方がお上手なので、全然「ぐうたら」なんかじゃないですよ。事務方に提出すると喜ぶ資料も多いように思います。
ちなみに簡単な試算ではありますが、仮に「別に定める薬剤を使用しない場合」、182点ダウンとなります。1年で157回透析を実施する場合、1,820円×157回=285,740円の減収減益です。患者数100人の医療機関であれば2.800万円程度になり、かなり痛いです。1人1回あたりの薬剤の納入価が1,260円以下であるなら、あえて薬剤を使用した方が有利になってしまいます。
今後も拝見させて、頂き、勉強いたします。
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