この時季に中医協!?

2019年1月30日水曜日

お仕事 時事ネタ

ご存じの方もいらっしゃると思うけど、
今年の10月に、診療報酬が改定されるんだよね...

何で今頃?
診療報酬改定は、来春だろ!

...と、思われたそこのあなた!
今年10月に消費税が8%→10%に上がるのですぞ

医療費って非課税だから関係ないだろ!...って?

平成26年度、消費税が8%に上がった際に
厚労省から出された、
消費税と診療報酬(医療費)の関係の
説明資料から抜粋↓

消費税は事業者に負担を求めるものではなく、商品やサービスの最終的な消費者が負担するものです。
事業者は売上に係る消費税額から仕入れに係る消費税額を控除し(仕入税額控除)、差額を納付するものであるため、消費税は本来的に事業者にとって実質的な負担となるもの
ではありません。
一方、公的医療保険でカバーされる医療(社会保険診療)は非課税取引です。
したがって、医療機関等が社会保険診療を提供する際に、患者から消費税を受け取ることはありません。
他方で、医療機関等が社会保険診療を行うために医薬品や設備等を仕入れる際には消費税を支払っています。
しかし、社会保険診療が非課税取引であるが故に仕入税額控除ができず、医療機関等が仕入れに際して支払う消費税は、医療機関等のコストになっています。
消費税は事業者にとって実質的な負担となるべきものではないことから、診療報酬や薬価等を設定する際には、医療機関等が仕入れに際して支払う消費税が医療機関等にとって実質的な負担となることがないよう、点数を上乗せすることで対応をしてきています。

患者から消費税取れねぇのに、
業者は消費税取っていくじゃねぇかよ!
このままじゃ大損だろ!!!
...って、ことね(苦笑)
¥〜ヾ(+◇+、)アァ

日本医師会からも問題提起されとるね
こっちの資料の方が見やすいかも:笑)
医療における消費税問題(日本医師会)
...で、定期の改定を目前にしてなんだけど、
キチンと増税分の補填をしますよ!
...と、厚労省が言ったとか言ってないとか(苦笑)

先日、厚労大臣の諮問を受けて、
泣く子も黙る中医協(中央社会保険医療協議会)で
診療報酬改定の議論が始まった模様
第406回 中央社会保険医療協議会 総会(公聴会)議事次第
改定率は、診療報酬(医科)で+0.48%?
薬価の消費税対応分は+0.42%?
材料費に至っては、たったの+0.06%???

これでホントに補填になるの?

そんでもってプラス改定になった分は、
全ての診療報酬に均等に配分になるわけじゃないようだよ!?

課税経費率とかいう、小難しい理屈を持ち出して
初・再診料や入院基本料には手厚く、
個別項目は必要ないんじゃね?
...というような趣旨の議論がチラホラ...

ま、どのみち、10月の改定では、
大きな変更はないと思われるので、
その半年後(翌年4月)の本(?)改定を楽しみにしとこっと(笑)

一応、中医協には目を光らせとくとします
ギラ(✧Д✧)ギラ