今日の中医協~透析の話題~

2018年1月24日水曜日

お仕事 時事ネタ

以前の中医協議論の中で、
個別事項で示されとった改定項目の
詳細が明らかにされたね

一番気になっていた透析関連から...
導入期加算と慢性維持透析患者外来医学管理料にて
腎移植と腹膜透析の推進・指導管理の実績で
別項目や加算が新設される模様
障害者加算と夜間・休日加算の点数が変わる模様...
評価の充実を謳っているので増点になるのかな?

6時間以上の長時間透析に適応付きで加算が新設!?
処置料の時間区分に追加しなかったのには、
何かしら意図があるのかな?
夜間(休日)加算の充実と6時間以上加算新設ってことは、
オーバーナイト透析を推進しようとしているとか?

あと、一部入院料で包括だったPDが
包括から外れる模様
水質確保加算がなくなる?...と勘ぐってたけど、
とりあえず「1」と「2」が一本化されるようだね(汗)

その代わり、「透析機器安全管理委員会」の設置と
その責任者としての「専任の臨床工学技士(又は医師)」の配置要件は、
水質確保加算→人工腎臓(処置料)へ移った格好...

今まではオンラインHDFやるなら...だったけど、
今度からは透析(全般)やるなら、委員会を設置し、
臨床工学技士(or 医師)を専任で配置せよ!
...ってことだね(笑)
「慢性維持透析を行った場合」については、
施設基準を設けて区分を3段階に設定!?
...で、その施設基準というのが、
透析装置の台数と患者数が、
一定数未満(以下)であるかで、
区分される模様...少ない方が高い区分で請求できる!?
オンラインHDF(「慢性維持透析濾過(複雑なもの)」)にも
時間区分が登場!?
「透析液水質確保加算の施設基準を満たしていること」
と明記されているね(苦笑)
長時間(6時間以上)透析に加算が付く分、
時間区分では、時間が短いほど
下げ幅が大きくなるという噂を耳にする

あと気になるのは、
機器台数と患者数で区分される施設基準の内容...
要は透析装置1台あたり何人の患者を廻せるか、
全患者数/装置台数の割合で区分されるんだろうけど、
基準のなる割合がどのくらいになるのか?

以前の中医協の議論では、
こんな資料をやたらと掲げていたな...

以前の資料はこちら↓
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000187304.pdf
これによると、
2~3.5人/台未満の施設が多いことから
このあたりが基準となるのかな?

いずれにせよ、今改定で慢性維持透析は、
またまた大きく変わりそうだね(苦笑)

各項目の点数の決定は、もうちょっと先...
例のごとく全体では減額されるんだろうけど、
ちょっとは期待がもてるかな?(苦笑)

他に臨床工学技士関連といえば、
在宅のCPAPとHOTに遠隔モニタリング加算が新設される模様
ICT技術の導入推進も目につくが、
いずれも臨床工学技士の名前が明記されていないのが気がかり...(苦笑)