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バスキュラーアクセス(VA)日常管理指針(案)

日本臨床工学技士会では
臨床工学技士のためのバスキュラーアクセス日常管理指針(案)」を作成し
ホームページでパブコメを募集中
指針案をざっと斜め読みしてみた(笑)

何で今さらこんなものが出てきたのか?

従来の関連の法令で臨床工学技士のVA穿刺は
「内シャントへの穿刺」となっていたものが、
「臨床工学技士基本業務指針2010」が出された時に
「内シャント」から「バスキュラーアクセス」へ読み替えたのを
拡大解釈して動脈直接穿刺まで行っている事実が
少なからずあること
近年のVA管理に超音波診断装置(エコー)を
用いる施設が増えているにも関わらず、
医師の指示を受けず、
記録や報告書も作成せずに行ったり、
研修を受けずに使用しているという
実態が明るみに出たこと
...で、巷では...

動脈穿刺はダメなんだから、
表在化動脈もダメに決まっているじゃん!

イヤイヤ、表在化動脈は
透析目的で作成されたVAだからOKだよ

...とか、

返血にVA以外の表在静脈に刺してるけどダメなの?

だったら、VAじゃない深部動脈の直接穿刺も良くね?

・・・とか、

エコーは生理機能検査だから、
臨床検査技師じゃなきゃダメでしょ!

イヤイヤ、侵襲もないんだし、
診療報酬請求しなけりゃOKだよ

...とか、現場も混乱しているのでは?

この指針案では、
まず、臨床工学技士の穿刺は、
「血液浄化用に作製、造設された血管」と
「四肢の表在静脈に対し穿刺を行う」とあるね

AVF(内シャント)、AVG(人工血管)はもちろんのこと、
表在化動脈や通常の(四肢の)静脈穿刺もOKってこと

「必要な場合エコーガイド下穿刺の実施が考慮される」と
超音波診断装置の使用も明記されている

また、臨床工学技士が行うVAのモニタリングでは、
モニタリング機器として超音波診断装置の他、
「アクセス再循環率測定装置、実血液流量測定装置等がある」と...

クリットラインやHD02、BV計も対象なの?
生体に直接使用するという認識ではなかったんだけどな...

「結果は医療記録として扱われる」という部分に関わるのかな?

「使用する機器に関する研修を行わなければならない」という部分は重要だよね
オレは正式な研修は受けずに、VAエコーやってるな...
以前、勤めていた施設の医師と検査技師さんに教わったんだけどね

「結果の品質を確保するための教育・研修を行うことが望ましい」とあるね

激しく同意だけど、
どうせなら、日臨工が主催して、
認定証か修了証発行するセミナーでも
開催してくれると良いんだけどね

何はともあれ、白黒ハッキリさせないと、
とんでもなく斜め上を行く輩が出かねないからね(苦笑)

もっと詳しく読んで、
細かいコトにイチャモンつけてみよっかな(笑)

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