2013年7月29日月曜日

iPS細胞とダイアライザーのコラボ?

バイオ人工腎臓開発へ
リプロセル、ニプロなどと、急性腎不全を治療

m3.comより
 iPS細胞による創薬支援などを行うリプロセルは、ニプロや東海大学が進めてきたバイオ人工腎臓の開発プロジェクトに参画する。人工腎臓(ダイアライザー)の中空糸に尿細管上皮細胞を付着させることで、実際の腎臓に近い機能を再現し、既存装置に比べサイトカイン除去機能を向上させる。リプロセルは摘出腎臓から作る同細胞の培養・保存でノウハウを提供するほか、iPSから同細胞を作製することも目指す。数年内にも臨床研究に持ち込む計画だ。

交通事故や手術時の大出血などにより腎機能が急速に低下する急性腎不全を治療対象に据える。既存治療では持続血液ろ過器で有害たん白質のサイトカインを除去して腎機能回復を待つが、それでも高サイトカイン血症が原因で7~8割が死亡する。サイトカインの分解や産出抑制に関与する尿細管細胞を人工培養してデバイスと組み合わせ、死亡率の低下につなげたい考えだ。

バイオ人工腎臓は、持続血液ろ過器とダイアライザーを接続して構成する。ダイアライザーはストロー状の細い管(中空糸)が無数に入った筒状の装置で、人工透析で広く使われている。共同開発では、中空糸の内側に尿細管上皮細胞を生着させて腎臓の機能を代替する。持続血液ろ過器でサイトカインを除き、次にダイアライザーの尿細管細胞が、ろ過液からアミノ酸など有益な成分を再吸収すると同時に、残存サイトカインを分解する仕組み。尿細管細胞にはサイトカインの産出を抑制する機能もあるという。

約1万本の中空糸の内面に約100億個の尿細管細胞を付着させるため、細胞をいかに調達するかが今後の課題。まずは摘出腎臓などから取り出して培養する計画で、iPS細胞の研究で技術の蓄積があるリプロセルが細胞の大量増殖や保存を担う。将来的にはiPSから作製することも目指す。

バイオ人工腎臓はニプロらが手掛けてきた研究で、経済産業省の公募に採択されたものの期間終了とともに中断していた。今回経産省の別事業で改めて採択され、ニプロが資本参加しているリプロセルが加わって再スタートを切る。すでに前回の時点で基本的な安全性などは確認済みで、「数年以内に臨床研究までもっていく」(リプロセルの横山周史社長)予定だ。
将来的には医療界で最も期待されているであろう
iPS細胞とのコラボレーション(?)を目指しているという...
腎臓そのものを作り出すよりは早く実現しそうですな

とりあえずはARFへ適用し、
サイトカインの分解・産生抑制を期待とのことだが、
他の効果は如何に...慢性維持透析領域への適用拡大はないのだろうか?
何にしても楽しみな話題です

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