対岸の火事だとばかり思っていた計画停電が
ついに北海道でも行われるらしい
まだ詳細は具体的には明かされていませんが、
医療現場が混乱するのではないかと心配です
北海道・計画停電 「早期の具体策を」 医療機器“命綱” 患者から強い声
毎日新聞より
一般の医療機関は全て対象に含まれる
対象期間は7月23日~9月14日の平日(8月13日から8月15日を除く)
停電は原則1日1回、8時半~20時半のうちの1回、
停電時間は2時間半程度
透析施設なんかはスケジュール調整に追われることになるんだろうな
エリア分け(対象時間帯)が明らかになるのは7月2日
原子力発電所周辺は対象から外れるらしい
...ということは、単身赴任で来ているこの地は安心
先日、施設管理の方と計画停電対策を相談していたばかり
当院は少なからずとも人工呼吸器が数台稼動しているし、
手術件数もそれなり
特別非常用電源(立ち上がりまで10秒以内)は設置しているが、
瞬時非常用電源やUPSはないので、
切り替えまでの訓練をやろうという話をしていたところ
対象から外れても、訓練はしておいて損はないだろうけどね
計画停電についての詳しい情報は「ほくでん」ホームページでご確認を
http://www.hepco.co.jp/safetynet/index.html
ついに北海道でも行われるらしい
まだ詳細は具体的には明かされていませんが、
医療現場が混乱するのではないかと心配です
北海道・計画停電 「早期の具体策を」 医療機器“命綱” 患者から強い声
毎日新聞より
北海道電力は22日、計画停電の概要を発表したが、具体的なグループ分けは先送りされ、電気を使う医療機器が“命綱”の難病・透析患者たちから「早期の具体的対策を」との強い声が上がった。また、冷蔵冷凍庫が止まることを懸念する農漁業関係者たちは「損失補償はどうなるのか」と不安を募らせた。【岸川弘明、山下智恵】
◆難病患者
難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者らでつくる「日本ALS協会北海道支部」の深瀬和文支部長は「このまま計画停電に突入するのは危険」と話す。
同支部をはじめ北海道難病連に加盟する32団体や障害者団体は12日、人工呼吸器などを使用する患者や障害者への対策を求め、道と札幌市、北電に要望書を提出したが、その後「実質何も進んでいない」(同支部長)という。外部バッテリーの支給や購入補助などの課題が宙に浮いたまま。「グループ別の患者数を把握すべきなのにそれもまだ。緊急時に病院は受け入れてくれるのか。一刻も早く、具体的対策を」と訴える。
◆透析現場
週3日、4時間の人工透析を受ける腎臓病患者団体「道南腎友会」の河村伸司事務局長は、「人工透析が1日でも受けられなければ、高齢者には影響が出る」と心配する。同会は来月、節電に最大限協力する代わりに、人工透析施設を停電から除外するよう北電に求めるという。
透析患者を受け入れる札幌市北区の坂泌尿器科病院は「自家発電で人工透析機を2時間維持するのは不可能」と指摘した。一度電源を切ると稼働に1~2時間かかり、停電が終わっても透析は夜間にかかってくる。「患者を深夜に通わせるのは体力的に厳しい。発電車手配には1日約100万円かかり、前日に分かってもレンタルが間に合わず現実的ではない」と話した。
◆農漁業
JA北海道中央会の飛田稔章会長は「電力は農業経営に不可欠。一時的でも電気の供給が止まれば多大な影響がある。食料の品質、安全性の確保のため計画停電という最悪の措置を取らないよう強く要望したい。私たちも節電に組織を挙げて取り組む」とコメントした。
北海道ぎょれんの崎出弘和・代表理事常務は「道内ではこれからサンマやイカ、サケの漁が続く。水揚げした魚は冷凍冷蔵しなければ鮮度が落ちる。前日に計画停電を発表されても、船は漁に出ており、取った魚は水揚げする。(損失が出たら)北電は補償してくれるのか」と心配する。
◇グループ分け複雑 利用者の混乱必至
北海道電力が22日に公表した計画停電の方法は、泊原発(泊村)周辺の13町村と離島を除く地域を60グループに分け、非常に細かく複雑だ。隣接地域が同時に停電しないよう分散させるためだが、利用者の混乱は必至だ。
北電によると、約390万件の利用者を地域で60区分し、01~60の番号を振る。さらにそれぞれ時間帯で6区分し、視覚的区別のため、同一時間帯のグループには同一色を割り当てる。
7月2日発表の具体的グループ分けは、同社のホームページや「電気ご使用量のお知らせ」(検針票)などで実施。希望者にはグループごとの住所一覧を郵送する。また、各グループの停電予定日時を示す月間カレンダーを、あらかじめHPや新聞折り込みチラシで知らせ、実際に実施が予想される場合は前日の午後6時ごろに対象グループを公表する。カレンダーや前日発表で対象になっても、電力の不足量によっては一部しか停電しないこともある。
石井孝久副社長は「来週以降、各市町村役場に説明し、情報が行き渡るようにしたい」と述べた。一方、新聞やインターネットで情報を得られない利用者らへの周知方法には言及を避けた。また、停電から除外する具体的な施設名は公表せず、相馬道広営業部長は「各施設に聞いてほしい」と述べるにとどめた。
医療機関は救急医療機関、周産期母子医療センター、災害拠点病院は対象外◆難病患者
難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者らでつくる「日本ALS協会北海道支部」の深瀬和文支部長は「このまま計画停電に突入するのは危険」と話す。
同支部をはじめ北海道難病連に加盟する32団体や障害者団体は12日、人工呼吸器などを使用する患者や障害者への対策を求め、道と札幌市、北電に要望書を提出したが、その後「実質何も進んでいない」(同支部長)という。外部バッテリーの支給や購入補助などの課題が宙に浮いたまま。「グループ別の患者数を把握すべきなのにそれもまだ。緊急時に病院は受け入れてくれるのか。一刻も早く、具体的対策を」と訴える。
◆透析現場
週3日、4時間の人工透析を受ける腎臓病患者団体「道南腎友会」の河村伸司事務局長は、「人工透析が1日でも受けられなければ、高齢者には影響が出る」と心配する。同会は来月、節電に最大限協力する代わりに、人工透析施設を停電から除外するよう北電に求めるという。
透析患者を受け入れる札幌市北区の坂泌尿器科病院は「自家発電で人工透析機を2時間維持するのは不可能」と指摘した。一度電源を切ると稼働に1~2時間かかり、停電が終わっても透析は夜間にかかってくる。「患者を深夜に通わせるのは体力的に厳しい。発電車手配には1日約100万円かかり、前日に分かってもレンタルが間に合わず現実的ではない」と話した。
◆農漁業
JA北海道中央会の飛田稔章会長は「電力は農業経営に不可欠。一時的でも電気の供給が止まれば多大な影響がある。食料の品質、安全性の確保のため計画停電という最悪の措置を取らないよう強く要望したい。私たちも節電に組織を挙げて取り組む」とコメントした。
北海道ぎょれんの崎出弘和・代表理事常務は「道内ではこれからサンマやイカ、サケの漁が続く。水揚げした魚は冷凍冷蔵しなければ鮮度が落ちる。前日に計画停電を発表されても、船は漁に出ており、取った魚は水揚げする。(損失が出たら)北電は補償してくれるのか」と心配する。
◇グループ分け複雑 利用者の混乱必至
北海道電力が22日に公表した計画停電の方法は、泊原発(泊村)周辺の13町村と離島を除く地域を60グループに分け、非常に細かく複雑だ。隣接地域が同時に停電しないよう分散させるためだが、利用者の混乱は必至だ。
北電によると、約390万件の利用者を地域で60区分し、01~60の番号を振る。さらにそれぞれ時間帯で6区分し、視覚的区別のため、同一時間帯のグループには同一色を割り当てる。
7月2日発表の具体的グループ分けは、同社のホームページや「電気ご使用量のお知らせ」(検針票)などで実施。希望者にはグループごとの住所一覧を郵送する。また、各グループの停電予定日時を示す月間カレンダーを、あらかじめHPや新聞折り込みチラシで知らせ、実際に実施が予想される場合は前日の午後6時ごろに対象グループを公表する。カレンダーや前日発表で対象になっても、電力の不足量によっては一部しか停電しないこともある。
石井孝久副社長は「来週以降、各市町村役場に説明し、情報が行き渡るようにしたい」と述べた。一方、新聞やインターネットで情報を得られない利用者らへの周知方法には言及を避けた。また、停電から除外する具体的な施設名は公表せず、相馬道広営業部長は「各施設に聞いてほしい」と述べるにとどめた。
一般の医療機関は全て対象に含まれる
対象期間は7月23日~9月14日の平日(8月13日から8月15日を除く)
停電は原則1日1回、8時半~20時半のうちの1回、
停電時間は2時間半程度
透析施設なんかはスケジュール調整に追われることになるんだろうな
エリア分け(対象時間帯)が明らかになるのは7月2日
原子力発電所周辺は対象から外れるらしい
...ということは、単身赴任で来ているこの地は安心
先日、施設管理の方と計画停電対策を相談していたばかり
当院は少なからずとも人工呼吸器が数台稼動しているし、
手術件数もそれなり
特別非常用電源(立ち上がりまで10秒以内)は設置しているが、
瞬時非常用電源やUPSはないので、
切り替えまでの訓練をやろうという話をしていたところ
対象から外れても、訓練はしておいて損はないだろうけどね
計画停電についての詳しい情報は「ほくでん」ホームページでご確認を
http://www.hepco.co.jp/safetynet/index.html
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