第3回 透析清浄化基礎セミナー

2011年12月11日日曜日

お仕事 お勉強

他の都府県は先週終わっていると思われますが、
北海道の場合、技士会の地方会と重なるため、
例年、1週間遅れで録画映像を使って行われます


今年は透析液清浄化ガイドラインがVer.2.00になったことで、
目新しい話題があるかと、期待をして参加することに

福島の原発事故後、東京の浄水場で放射性物質が検出され
透析治療への影響が懸念されましたが
今回のセミナーでは、この話題で1コマ時間を取ってました

シーベルト(Sv)とベクレル(Bq)の違いをわかりやすく解説いただき
今更ながら、理解した次第です (*^-^*)>"オハズカシィ


今回、特に印象的だったのは、
透析液の生菌&ET測定のコンソールの
サンプリングポイントはETRF"前"という話

バリデーションおよび工程・品質管理が適切で、
且つ、ETRF前で基準値以下であれば
ETRF後は省略できるというもの(パラメトリックリリース)

ETRFは"保険"であり、それ以前で清浄化を完遂すること
…というふ風に理解した

うちは"後"でしかサンプリングしてなかったなぁ…
早速、隣の席に座った部下くんに前後での検証を指示した
(*´⌒`*)ノヤッテオイテ σ(-△-;)マタオレ?

他にエンドトキシンはPP、PEに吸着しやすいから、
ディスポシリンジでサンプリングする際は
「2〜3回ポンピングすること」と…

消毒方法で、熱水vs過酢酸vs塩素系の比較の話があった
はっきりどれが良いという話はなかったが、
一長一短はあれど、消毒効果はどれも大して変わらないように思われた
手軽で安全な塩素系が一番良いという印象だった

透析用水の管理は伝導度測定に加え
"TOC(有機体炭素)測定を推奨"的な話もあった
しかし、測定装置は高価すぎて、簡単に手が出せない
安価で簡便な装置が発売されることを期待したい

このセミナーで血液浄化専門臨床工学技士の更新ポイント3点ゲット
これで先週の技士会と合わせて、早くも11点となりました (^_^)v