2017年3月3日金曜日

下肢挙上はほどほどにネ

「血圧下がったぁ(汗)」
「足上げますっ!」

...(処置を経て)...「ふぅ...血圧上がったネ(ホッ)」
「また下がるかもしれないからそのまま(上げっぱなし)ネ」

...ってどうよ!?

以前、TAKAさんのブログでも、
下肢挙上は迷信めいているぞ!って、紹介されとったよね(笑)

国際蘇生連絡協議会(ILCOR)の
心臓救急に関する国際コンセンサス(CoSTR)や、
JRC(日本蘇生協議会)の 蘇生ガイドラインでは...

下肢を挙上させるか、トレンデレンブルグ体位変法は、
7分間継続させても平均血圧や心拍出量を著明に増加させない


...とされている一方で、

30~60°の下肢の受動的な挙上には
一時的(7 分かそれ以下)な利点があるかもしれないことを
示唆するいくつかのエビデンスはある


...とも書かれている

日本救急医学会の用語解説集でも...

トレンデレンブルグ体位
仰臥位・頭部低位・腰部高位の体位のことで ...(中略)... 救急領域では,静脈還流が増加し血圧が上昇するとの考えから,ショック時にとらせる体位とされる。そのため,ショック体位として推奨されていた時期もあるが,心拍出量が必ずしも増加せず,脳浮腫の助長や,横隔膜挙上により呼吸機能が低下する可能性も指摘されている。

...と、リスクの方が高いよ...的な!?

CE Network管理人殿のご施設で、
ずいぶん以前に、下肢挙上の効果を検証されていたようだけど、
血圧上昇効果は微々たるもの(有意差なし)の割には、
下肢の末梢循環が悪くなることが示唆されとった
透析中の下肢挙上による生体反応の検討」より
つまり、ショックや血圧低下で下肢挙上したとしても、
効果は極短時間で、一時凌(しの)ぎよ...と

血圧低下予防だとか言って、
長時間足を上げっぱなしにするのは、
下肢の末梢循環に良くないよ...と

さらに、下肢挙上を解除した時の反動による
ショックにも注意が必要だよ...ということ(苦笑)

結局、デメリット(リスク)の方が高いような気がするけどね

足上げるのは良いけど、
処置などして血圧が上がったら、
上げっぱなしにしないで、
せめて仰臥位に戻そうね(苦笑)

他所の施設から紹介されて来た患者さん...
透析中、大して血圧下がらんのに、
前施設で血圧低下→ショックになったことがあって
トラウマになったようで、
透析中はずっと足を上げておいてほしいと!?

リスクを説明しても、頑として聞き入れてくれないんだよね(汗)
前施設もそれで良しとしていたようだし...(苦笑)

あと、血圧低下→意識障害が認められたら、
まず枕くらい外そうねぇ(笑)

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