ダイアライザーカップリングを検討してみた

2015年5月20日水曜日

お仕事

移転まであと3ヶ月ほど...
購入を予定していた医療機器達は、ほぼ確定
ボチボチ契約にこぎつけている

透析関連装置は以前、ご紹介したとおり
...で、設置工事のことや細かい仕様などの
打ち合わせの段階に突入!

そんな中、ダイアライザカップリングを
どれにしましょうか?という話が...!?

NK社製DCS(DBB)-100NXでは、
2種類のカプラから選択できる
DLJ-02(画像中)とDLJ-03(画像下)
随分前から発売にはなっているようだけどね
ちなみに一番上のはNP社の現在使っているモノ

どれも、一応はクリーンカップリングを謳っているんだけど
何が違うのか?

まずはバイパスコネクタの有無
一般的に透析中は、
バイパスコネクタ受けに放置されるため、
かなり汚染されているよね
昔、拭って培養して同定してみたら
緑膿菌が出てたことあった(汗)

消毒液含浸ワイプで拭いてから接続してるんで、
影響は少ないと思われるが、それでもなんだかね...(苦笑)
 DLJ-02のコネクタ(画像下)は、
透析液の流出入口が先端の横にあり、
カプラ内のOリングを直接流水で洗ってくれるというシロモノ
NP社のは、Oリングレス
奥のシリコンゴムとコネクタ先端が密着して
液漏れを防止する仕組み
どちらも一長一短ありそうだけど、
双方とも使用経験あるが、
特に問題になったことはなかったけどね

でも、バイパスコネクタの扱いが不潔のままだと、
どうなのかね...

そんな悩みを解消してくれるため(?)に登場したのがDLJ-03
A、Vの形状が違う
バイパスコネクタがないので、
カプラ同士直接接続

先端同士を合わせて...
凹凸(▲と▽部)を併せて...
廻す(▲と▼まで捻る)と上手くハマる仕組み(笑)
ダイアライザへの接続〜取り外しの際は、ちょっとコツが必要
導管を奥まで入れる...キ・キツイ(汗)
そしてロック...キチンと奥まで入ってないとロックされない
外す際もキツ〜イ(汗)
捻りながら付け外ししようものなら、シリコンゴムが破損しそう!?

バイパスコネクタ受けも変わり種
通常はこんな感じ
DLJ-02も普通なんだけど、
DLJ-03はなんだか斜めってる?
カプラを置く部分の形状が左右非対称で
必ずV側が下(向かって左)になるようにしか
置けないようになっている

カプラ内に気泡が溜まって、
その部分が洗浄不足箇所とならないよう
気泡が速やかに抜けやすいようにするためだそうな

このDLJ-03
以前、DCS-100NXのデモの際に使わせてもらったんだけど、
100NXには、せっかく液ダレ防止機能が付いているのに
変わった形状のせいか?
カプラのジョイントを外す際に液ダレしてしまうんだよね...
(ほんのチョットだけだけど)

デモの際は改良を検討中って言ってたけど、
まだ目処がたっていない様子

でも、せっかくの新モノなんで、
移転後の新規購入装置には、
このDLJ-03を使ってみようかと思っちょります

慣れるまで手間が掛かりそうだが、
コネクタって単品購入だと意外と高額らしいし
なにより管理しなくても済むところに一票です(笑)