スキップしてメイン コンテンツに移動

TR-3300Mレビュー①透析治療中の動作

TR-3300Mをお借りして2週間が経過
使用感をレビュー

まずは透析を行う流れに沿った操作パネルの説明

液置換が入ると、自動=で自己診断開始
自己診断1 = 警報監視系(温度、濃度、圧、ポンプなど)の確認
ETRF診断 = ETRFリークチェック
自己診断2 = 密閉系(除水ポンプ、チャンバ動作など)の確認
2部入替えの際は、自己診断1をスキップ可能
自己診断が終了したら表示される
「自動プライミング」スイッチをタッチしたら、
プライミング開始

自動プライミング(逆濾過透析液)画面
まずは血液回路の接続チェック
クランプの開閉や接続不良(漏れ)がないか確認
自動プラ工程画面
工程は至ってシンプル

HDFの補液回路をポンプでプライミング後、
ダイアライザから逆濾過させた透析液で、
A側とV側を交互に充填(洗浄)→循環を繰り返すのみ
A側充填(洗浄)時は、血液ポンプが開放となり、
ダイアライザーからの逆流にて行う
(図を書くの面倒だったので、文章でご勘弁を:汗)

プライミングが終了したら、
ダイアライザのヘッダのエア抜きとチャンバーの液面調整を行う
エア抜きはこれまたダイアライザからの逆濾過を利用して
A・Vそれぞれ透析液を流出させ、ヘッダに残った気泡を除去
(チャンバの液面調整画面は透析中も呼び出せる)

運転モードの切り替え
画面左上の「HD」をタッチすると切り替えスイッチが表示される
 プライミングが終了すると、
ガイダンスに「脱血」スイッチが表示される

同時脱血(プライミング液を除水しながら、A・V双方から脱血)選択時は、
穿刺針と回路をA・V共に接続してからスイッチをタッチすると脱血開始
設定量を脱血し終わると、自動で透析開始となる
A側脱血時に抗凝固剤の初回注入(ワンショット)も自動で行ってくれる
除水設定画面
「目標除水量」か「除水速度」をタッチすると現れる
透析液流量や透析液温度、シリンジポンプの設定も同様
 各圧力の警報設定も表示項目にタッチすると現れる
「急速補液」画面
注入量と速度を設定して「開始」をタッチするだけ
各プログラムの設定画面
除水プロやNaプロはあったが、
血流やシリンジまで変化させることができるんだね
これが噂のI-HDFの設定画面
間歇的に補液して、補液した分を次の除水で上乗せするというもの
こんな機能いらねぇだろ!
初めっからOn-Line HDFすれば良いんじゃね?
日機装もニプロも追従して、機能追加するそうな(苦笑)

2014/9/12追記
日機装のi-HDF追加に関しては、
メーカーさんに探りを入れたところ、
口を濁しておりました故、
私が勝手に勘ぐって"機能追加"と書いてしまいました
期待していた方々には、お詫び申し上げます <(_ _)>


透析中画面
血圧測定結果が大きく表示されているが、
左上にも表示されるので不要と思われる
測定の度に、こいつが表示されるおかげで、
ガイダンス画面が隠れてしまう
(「確認」スイッチをタッチしなと消えない)
ハードキーの「停止」を押して透析完了するか、
ガイダンスまたはスイッチ画面に現れる
「自動返血」スイッチを"長押し"すると返血開始
これも逆濾過を利用してAとVを交互に返血を行う
A側返血の際、ポンプセグメント部に気泡があると、
気泡検出器で引っかかり、返血が中断してしまうので、
返血開始前に気泡を除去する必要がある(汗)
返血が完了すると「抜液」画面へ移行
患者と血液回路が切り離されたことを確認して
「確認」スイッチをタッチすると「抜液」スイッチが押せるようになる
抜液には血液回路全体の残液を排出する「ステップ1」と
透析液カプラを外す際、透析液側の排液を行う「ステップ2」とがある
(ステップ2のみを動作することも可)

ここまでで気になったのが...

① 透析中にハードスイッチの「停止」スイッチを押して透析を中断した場合、
「運転」スイッチを押したら再開...と、思いきや、
「準備」スイッチを押してからでないと
「運転」スイッチが押せない仕様になっている
この事を知らなくて、透析再開できなくて焦ったんだよね(汗)

② プライミング完了後、透析液が流れっぱなしなのが気になる...
せっかくだから回路全体を温めようと血液ポンプを回そうとすると、
「透析が開始されてません」の警告が...
回路全体の保温って不要というスタンスなのか?
(ニプロのNCV-2も同様、できるのは日機装のDCS-100NXのみ)

③ ガスパージという項目がない
自動プラ工程で勝手に行ってくれているようだが、
エアの抜けが悪い時、追加で行うことができない?
プラ終了後も透析液流れっぱなしだから、
ダイアライザを叩けば抜けるとは思うけどね(苦笑)

②へつづく

コメント

このブログの人気の投稿

[Ubuntu 12.04 LTS]無線LANの設定【備忘録】

所有している2台のPCのうち1台は少々型古なノートPC 無線LANを内蔵しているので、使わない手はないかな... ただし親機も型古で、接続状況があまりよくない 使用中に切断されることもシバシバ... 最近はもっぱらPLCを使って有線LANにしているが、 せっかくなのでUbuntuでの無線LANの接続方法もご紹介しときます まずは我が家の無線環境をご紹介 ノートPCのスペックは... 【型式】 hp Compaq nw8440 【CPU】 インテル® Core™2 Duo プロセッサ T5500、1.66 GHz、667MHz FSB 【メモリ】 1024MB PC2-5300 DDR2-SDRAM 【HDD】 Serial ATA 80GB内蔵、7200rpm 【無線LAN】 Broadcom® 4311BG(IEEE802.11b/g、WiFi準拠) 【無線セキュリティ】 64/128bit WEP、WPA、WPA2、hardware-accelerated AES、802.1x authentication types EAP-TLS、EAP-TTLS、PEAP-GTC、PEAP-MSCHAPv2、LEAP、EAP-FAST、EAP-SIM

ダイアライザの種類を増やす

以前、 エセon-line HDF を行なっていた際、 ダイアライザは必ず高効率・高透水性のものを選定 結果、全てⅣ型、Ⅴ型のポリスルフォン(PS)系のみとなった 当時、使用していた銘柄は FDY-GW(PEPA)、VPS-HA(PS)、FX-S(PS)、APS-SA(PS、2.5㎡のみ)くらい 膜面積を変えて使い分け、 全てのダイアライザで必要に応じてon-line HDFを施していた 昨年、on-line HDFが認可され、 同時にヘモダイアフィルタも発売され、 エセon-line HDFを続けるのはマズイだろうということになり、 本当に必要な(適応のある)患者以外はHDへ移行することに その際に採用したのがAPS-EXだったが、これもPS

今更だけど生食プライミング再考①自己満足のうんちく ┐( -"-)┌マタクダラナイコトヲ...

今更シリーズ(笑) 当院は生食プライミングです... 1,300mL製剤のうち1,000mL使用 (残り300mLは返血用) 改めてプライミングの目的を再確認 透析医療事故防止のための標準的透析操作マニュアル には... 「ダイアライザと血液回路内の微小な塵, 膜の保護剤, 充填液および空気を洗浄除去し, 治療が開始できる状態にすることを目的とする」 ...とある とどのつまり、 血液回路内および人工腎臓(ダイアライザー)の 洗浄、気泡除去、充填...ってことね [洗浄] 滅菌残渣物、膜や回路材質からの溶出物、膜保護剤(グリセリンなど)、充填液(ウェットタイプの場合)の除去 [気泡除去] 気泡の患者体内流入および血液凝血の防止 [充填] 血液置換の際の溶血防止(生理的浸透圧溶液)、エアトラップチャンバの適切な液面調整 ...ってとこかな? 効果的な洗浄は、プライミング液の量を増やすことだろうけど、 コストや手間を考えた場合、 オンラインHDF専用機のような全自動装置で、 透析液でも使わなきゃ無理だろうね(苦笑)