今週末、病院で電気設備の点検のため(計画)停電を予定
停電の間、非常電源を動かして凌ぐという
ついでだから停電時の訓練も兼ねようということで
オレも立ち会うこととなった
今更ながら、病院の非常用電源についておさらい
「JIS T 1022:2007 病院電気設備の安全基準」より抜粋
ちなみに当院の非常電源は「特別非常電源」
停電の際の"空白の10秒"はどのように対応すべきか?
当院で心配なのは麻酔器と人工呼吸器
双方とも基本、バッテリを搭載しているが、
医療ガスは大丈夫なの?
施設管理の方に確認したところ、
供給に電気を使用しているのは圧縮空気のみ
停電になると自動で電磁弁が閉じてしまうそうな
非常電源にはつながっているようなので、
"空白の10秒"の間はどうしたら良いものか...
実際の停電では、現場の看護師が対応に追われている間に
10秒なんぞあっという間に過ぎてしまうとは思いますがね...
手動でバルブ操作をすれば
タンク内の圧力で空気の供給は行われる
今回は訓練なので、患者に支障がないよう
予め手動で供給することとした
万が一のためにコンプレサーも準備
手術は当然、お休み
今回、停電にした際の不具合などを確認し、
実際の停電時の対策を練るとします
週末の計画停電の日程も迫ってきたので
施設管理の方とじっくり打合せをしていると
話し合いの最中に、
なんと!落雷により本物の停電が起きてしまった!?
(漫画のような話ですが、本当なんですよ)
短時間だが広い範囲で停電した模様...
また、なんという偶然でしょう...
停電の訓練のさらに予行練習となりました(笑)
B1Fの管理室から手術中の3F手術室と
人工呼吸器使用中の4F病棟へ猛ダッシュ!
オレが辿り着いた時には
すでに非常電源に切り替わっていたが
切替え時間がほんの1~2秒だったそうな...
念のため一通り機器の点検を行ったが異常なし
何の問題も発生しませんでした
もう週末は立ち会わなくて良いかもね(笑)
停電の間、非常電源を動かして凌ぐという
ついでだから停電時の訓練も兼ねようということで
オレも立ち会うこととなった
今更ながら、病院の非常用電源についておさらい
「JIS T 1022:2007 病院電気設備の安全基準」より抜粋
非常電源
電源の遮断による機能の停止が医療に重大な支障をきたすおそれがある医用電気機器などを使用する医用室の電源回路には、その使用目的に応じて次の非常電源を適用しなければならない。
備考 非接地配線方式の電源回路には,非常電源を設ける必要がある。
a)一般非常電源
商用電源が停止したとき,40 秒以内に電力供給を回復しなければならない
次の医用電気機器などに電力を供給する回路には,一般非常電源を設ける。
1)生命維持装置のうち,40 秒以内に電力供給の回復が必要なもの。
備考 生命維持装置には,人工呼吸器,人工心肺装置,保育器などがあるが,それぞれの電力供給回復要求時間に合わせて,非常電源を選ぶ必要がある。
2)病院機能を維持するための基本作業に必要な照明。
3)その他病院機能を維持するための重要な機器又は設備。
備考 その他病院機能を維持するための重要な機器又は設備とは,次のような機器又は設備をいう。
− 医療用冷蔵庫,冷凍庫及び温度の保持が必要な装置
− 滅菌器などの設備− 通信・情報機器(医療情報,電話,ナースコール,ドクターコール,インターホンなど)
− 警報装置(火災警報設備など)
− 医療ガス供給設備(吸引設備を含む。)
− 自動化装置(X 線フィルム自動現像装置,自動科学分析装置など)
− 非常時に電力供給が最低限必要と思われる搬送装置(エレベータなど),給排水ポンプ,換気装置など
b)特別非常電源
商用電源が停止したとき,10 秒以内に電力供給を回復しなければならない
次の医用電気機器などに電力を供給する回路には,特別非常電源を設ける。
1)生命維持装置のうち,10 秒以内に電力供給の回復が必要なもの。
2)照明設備のうち,10 秒以内に電力供給の回復が必要なもの。
c)瞬時特別非常電源
商用電源が停止したとき,0.5 秒以内に電力供給を回復しなければならない
次の医用電気機器に電力を供給する回路には,瞬時特別非常電源(交流無停電電源装置によるものを含む。)を設ける。
1)生命維持装置のうち,0.5 秒以内に電力供給の回復が必要なもの。
2)手術灯。
表にまとめたらこんな感じ?電源の遮断による機能の停止が医療に重大な支障をきたすおそれがある医用電気機器などを使用する医用室の電源回路には、その使用目的に応じて次の非常電源を適用しなければならない。
備考 非接地配線方式の電源回路には,非常電源を設ける必要がある。
a)一般非常電源
商用電源が停止したとき,40 秒以内に電力供給を回復しなければならない
次の医用電気機器などに電力を供給する回路には,一般非常電源を設ける。
1)生命維持装置のうち,40 秒以内に電力供給の回復が必要なもの。
備考 生命維持装置には,人工呼吸器,人工心肺装置,保育器などがあるが,それぞれの電力供給回復要求時間に合わせて,非常電源を選ぶ必要がある。
2)病院機能を維持するための基本作業に必要な照明。
3)その他病院機能を維持するための重要な機器又は設備。
備考 その他病院機能を維持するための重要な機器又は設備とは,次のような機器又は設備をいう。
− 医療用冷蔵庫,冷凍庫及び温度の保持が必要な装置
− 滅菌器などの設備− 通信・情報機器(医療情報,電話,ナースコール,ドクターコール,インターホンなど)
− 警報装置(火災警報設備など)
− 医療ガス供給設備(吸引設備を含む。)
− 自動化装置(X 線フィルム自動現像装置,自動科学分析装置など)
− 非常時に電力供給が最低限必要と思われる搬送装置(エレベータなど),給排水ポンプ,換気装置など
b)特別非常電源
商用電源が停止したとき,10 秒以内に電力供給を回復しなければならない
次の医用電気機器などに電力を供給する回路には,特別非常電源を設ける。
1)生命維持装置のうち,10 秒以内に電力供給の回復が必要なもの。
2)照明設備のうち,10 秒以内に電力供給の回復が必要なもの。
c)瞬時特別非常電源
商用電源が停止したとき,0.5 秒以内に電力供給を回復しなければならない
次の医用電気機器に電力を供給する回路には,瞬時特別非常電源(交流無停電電源装置によるものを含む。)を設ける。
1)生命維持装置のうち,0.5 秒以内に電力供給の回復が必要なもの。
2)手術灯。
ちなみに当院の非常電源は「特別非常電源」
停電の際の"空白の10秒"はどのように対応すべきか?
当院で心配なのは麻酔器と人工呼吸器
双方とも基本、バッテリを搭載しているが、
医療ガスは大丈夫なの?
施設管理の方に確認したところ、
供給に電気を使用しているのは圧縮空気のみ
停電になると自動で電磁弁が閉じてしまうそうな
非常電源にはつながっているようなので、
"空白の10秒"の間はどうしたら良いものか...
実際の停電では、現場の看護師が対応に追われている間に
10秒なんぞあっという間に過ぎてしまうとは思いますがね...
手動でバルブ操作をすれば
タンク内の圧力で空気の供給は行われる
今回は訓練なので、患者に支障がないよう
予め手動で供給することとした
万が一のためにコンプレサーも準備
手術は当然、お休み
今回、停電にした際の不具合などを確認し、
実際の停電時の対策を練るとします
週末の計画停電の日程も迫ってきたので
施設管理の方とじっくり打合せをしていると
話し合いの最中に、
なんと!落雷により本物の停電が起きてしまった!?
(漫画のような話ですが、本当なんですよ)
短時間だが広い範囲で停電した模様...
また、なんという偶然でしょう...
停電の訓練のさらに予行練習となりました(笑)
B1Fの管理室から手術中の3F手術室と
人工呼吸器使用中の4F病棟へ猛ダッシュ!
オレが辿り着いた時には
すでに非常電源に切り替わっていたが
切替え時間がほんの1~2秒だったそうな...
念のため一通り機器の点検を行ったが異常なし
何の問題も発生しませんでした
もう週末は立ち会わなくて良いかもね(笑)
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