透析をできるだけ長い時間やってもらうには...

2012年4月10日火曜日

お仕事

患者さんにとって"楽な"透析って?
一番は"時間が短いこと"に尽きるのかな?
それでは体にとって悪影響があるのは皆さんご周知の通り

24時間365日、年中無休で頑張ってくれていた腎臓さんの代わりを
1日おきのほんの数時間で賄おうとしているんだもの
時間が長ければ長いほど良いというのは
何となくご理解いただけているものと思われます

メリットを説明しても、理解していただける方はほんの一握り
特に高齢の方に理解していただくのは非常に難しいですよね

透析中、ずっと臥床していたら「背中やら腰が痛くなるから早く終われ」と...
ならばと座位にして窓から外の景色を眺めてもらう
今度は「疲れたから寝かせろ」と言うので臥位に戻すと、
「退屈だから早く終われ」と...
足元に大きな窓があると窓の外が見える
患者さんから声をかけられると
ほとんどの場合「(時間は)あとどのくらいだ?」が多いかも
こういう方々に如何に長く透析をやってもらうか...

説明してもダメなんだっだたら、餌を撒くしかないか?
しかし、TVやDVD鑑賞をさせても、いいところ2時間程度
年寄りは「目が疲れるから」とTVすら見ない方が多いので困ったもの

以前はコーヒーを出してご機嫌を取りながらやっていたこともあったが、
機嫌が良くなるのはほんと一時(?)
コーヒーと飴玉を堪能
足浴やアロママッサージも試してみたが、
スタッフの負担が増えるばかりなので断念
フットバスの中身はASケア
透析中のアロママッサージ
このお話、うちで長時間透析をやろうとしての事ではないですよ
3時間や3時間半などの短時間透析の方を
4時間に持っていくだけで苦労するという話です

巷じゃ長時間透析をやられている施設さんも増えてきているようですが、
どのように説明(説得?)して患者さんに納得してもらっているのか
ご教示いただきたいです

とりあえずは、同じ短い時間しかできないなら、
単位時間あたりの効率は上げていこうと思ってます

しかし、除水だけは制限を超えた場合は
時間延長や翌日の追加透析を頑なに守っていきます
(うちの除水制限は透析1時間あたり1.25%、4時間透析の場合は5%まで)

途中で具合が悪くなってしまったら、
ただでさえ短い透析時間がさらに短くなってしまいかねないですからね
ただし、増加体重の多い常習性のある患者さんとは
口論になることもシバシバ(汗)

除水過多で時間延長になった場合は、
特別データーが良い(低い)患者さんでなければECUMにはしません
ここぞとばかりに少しでも長い透析を...です


本日、呼吸療法認定師認定講習会受講申し込みの日でしたね
今年は受けるゾ!と、でかい口を叩きましたが、
諸事情により見送ることにしました...
来年こそはチャレンジするとします..."(C" ̄- ̄)ヨクキコエネェナァ