インフルエンザ対策 (*>Д<)≪∴ビエックション!!

2012年2月9日木曜日

お仕事

自分のことばかり書いておりましたが、
世の中、大流行しているようですね
各透析施設さんでも対応に苦慮されているのではないでしょうか?
参考まで、当院のインフルエンザ対策をご紹介しておきます

流行期に関係なく、普段より透析室内では
マスクの着用を患者&スタッフ全員に義務付けております
透析室の入口にディスポーザブルのマスクを用意し、
入室の際には常に新しいものを装着してもらいます

これを始めてから、インフルエンザも含め
感染症の罹患率が、それ以前より減った印象です

阻止率の低い安価なマスクですが、
飛沫を防ぐだけでも、周囲への伝播予防に
かなり効果が期待できるものと思われます

入退室の際の手洗いの徹底
日常の手洗い・嗽の啓蒙、流行期には人混みを避ける...
この辺は常識ですね

発症した場合、
他患者(非感染者)との接触を可能な限り避けることが重要
発熱など疑わしい症状が出現した場合は、
外来患者さんの場合は来院前に、透析室へ連絡をもらい、
こちらから指示あるまで、そのまま自宅で待機してもらってます

他患者がいない時間帯に来てもらうのが理想ですが、
あまり現実的ではないため、
他患者全員が入室完了後に来院してもらい
まずは別室にて診察をしてもらう

そこでインフルエンザが確定したら、
個室(隔離)透析室にて透析を施行
個室は1室しかないので、同時に複数名発症した際は、
エリア分けと時間差入退室にて対応しています

以前は発症した患者さんにN95マスクを装着してもらっていたが、
透析医療における標準的な透析操作と院内感染予防に関するマニュアル(三訂版)
に準じて考えた場合、あまりにも大袈裟では?ということになり
空気感染が疑われる感染症(結核など)以外は
通常のマスクで良いということにしております

対応するスタッフは固定
当然、マスクの着用と"処置毎"の手洗いを徹底しています
透析エリアへの他部署スタッフの出入りも制限します

患者退室後は室内の換気を徹底
真冬でも関係なく、窓を全開にし30分以上開放している

この時期の旭川は、日が暮れると氷点下10℃台は当たり前
換気中の透析室で作業しているスタッフが
風邪をひいてしまいそうです ブルブル{{(-ω-;)}}彡ヒュー

これを症状軽快から1週間(3透析)実施後、解除としています

患者さんには流行期前にワクチン接種を強く推奨している
中には「インフルエンザにかかったことないから...」と
ずっと拒否する方もいるのだが、
この方はつい先日より、
今シーズン当施設2例目のインフルエンザ患者となった(苦笑)

その他、患者さんが集団でいる時間を可能な限り少なくしようと、
普段、透析後の食事をロビーで摂ってもらっているが、
流行が落ち着くまでの間、食事提供を中止し、
可能な限り早々に帰宅してもらうよう促している

病院って、病気治してもらう目的で来る所かもしれないけど、
同時にいろんな病気を持ったたくさんの方が集まるところですから、
ある意味、病気を伝染されるところでもあるんですよね
そんなところに長居は禁物です ≡;゚Д゚)ハヨカエロ

これだけのことをしていても、
流行りだすと、なかなか歯止めをかけるのは難しいです
透析患者さんは易感染性で重症化しやすいのが特徴
うちのような高齢で寝たきりの入院患者さんが多いところは
特に注意が必要です

ベッドコントロールも一苦労です(汗)