Hybrid D-FASをデモしていただき
気がついたら1ヶ月半も借りっぱなしだった
好意で貸してくれたのだから、お礼に宣伝してあげないとネ
どこぞの研究会で"使用経験"でも発表しようかな
そうは言いながらも、じっくりイジッたのは、
物珍しさから最初のうちだけ <(-o-)>モウアキタ
その後は相変わらず部下に丸投げ ┐( -"-)┌マタカヨ・・・
しかし、明日には返さなくてはならないので、慌ててイジくってみた
率直な感想は「便利だけど面倒くさい」
<便利なところ>
プライミングは、開始時に透析液カプラを接続した後、
基本的には画面操作1タッチでOK
血液側のプライミングからガスパージまで自動で行なってくれ、
ダイアライザの脱気は、人の手を介さなくても概ね良好
手を出す場面はV側のエアトラップチャンバのメッシュと
サンプリングポートを叩いての脱気くらい
エアトラップチャンバの液面調整も不要
チャンバ内に排液ラインが入り込んでいるので
それ以上に液面が上昇しない
また、上部が膨らんだ形状のチャンバのおかげで
透析中に静脈圧が上昇しても、
液面が急激に上昇しにくいというシロモノ
透析開始から終了に至る一連の工程も
穿刺針に血液回路をAV共に同時に接続した後
設定次第では1タッチのみで脱血から透析を開始、
そのまま透析時間が終了したら自動的に返血まで行なってくれる
開始時の脱血はAV両側から行なって、
ダイアライザで余分な生食を除水(排液)するという設定も可能
少ない操作で透析準備〜開始〜返血まで
ほぼ自動で行なってくれるため、
HHDで患者さん自身が操作を行うのに適していると思われる
積層型(H12)のプライミングを行なった場合、
通常は、リークの原因にならないよう
透析液側のキャップを外し圧抜きを行ったり、
脱気のために血液側を再循環しようとすると、
極端な陰圧がかかってしまったりと、
気を使うことが多かったが、
DFASではプライミング開始時に透析液側をガスパージし、
その後、透析液側の圧力を制御しながら
血液側のプライミングを行ってくれるため、
リークなどの心配はないものと思われる
<面倒くさいと思ったこと>
「各工程時間がかかりすぎる」
「設定が複雑でわかりにくい」の2点
on-line HDF時の透析液でのプライミングでおよそ25分
通常HD時の生食プライミングでもおよそ15分かかる
いずれも初期設定だが、設定を変えようにも、
DFASでのプライミング中、工程の切り替わりが複雑で、
設定値を変更した際の各工程への影響が見えにくい
画面に表示される「置換量」と
生食の実際の使用量が合致しないということも・・・
装置に表示される量は、恐らくポンプの回転数から算出した値
しかし、実際にはオーバーフローなどの工程を何回も繰り返すため
正確な使用量は装置で把握できないのではないかと思う
開始時の脱血は、AV同時脱血の場合の脱血速度が
65ml/minで固定となるため時間がかかる ?(。_゚)?ナゼ65?
返血も、A側への逆流返血とV側へ向かっての通常返血を
何度も繰り返すため、通常の手技で行った場合に比べ時間がかかる
これらの動作の変更をしようと設定画面をながめるも
各設定項目や値の工程への影響がイマイチわかりにくい
今後は簡便でわかりやすく設定ができるようになることを望みます
実際に部下くんや看護師さんに使ってもらって感想を聞いてみたら
概ね好意的な意見が多かった
特に看護師さんからは、
「開始時・終了時の手技が簡単になり安全性が増した」
という意見も多数聞かれた
オレ的には、時間がかかりすぎることが気に入らない
プライミング時には工程中にガスパージを行うため、
必ず透析液カプラを接続しなければならないので、
透析液が供給されていることが大前提
うちはCDDSなので、朝出勤したらすでに透析液が供給されており、
すぐにプライミングを開始できるが、
これが個人用なら透析原液を接続するところからなので
透析液ができるまでプライミングができない
生食を使った通常のプライミングなら
透析液を作成している間に行えるのだが・・・
のんびりじっくりできる環境の施設なら良いが、
大抵の施設は開始前の準備は大忙しなので、
在宅のみならず施設向けにも考えているのなら、もう一捻り欲しいところ
近々発売になるDFAS一体型の新型機では
少し改善されていると良いのですが・・・
・・・と、思ったら何故かその新型機がうちに・・・ w(゚o゚)wナントイウコトデショウ
北海道初上陸らしいです シッ(*≧b≦*) ナイショデスッテ
詳しくは後日報告します
気がついたら1ヶ月半も借りっぱなしだった
好意で貸してくれたのだから、お礼に宣伝してあげないとネ
どこぞの研究会で"使用経験"でも発表しようかな
そうは言いながらも、じっくりイジッたのは、
物珍しさから最初のうちだけ <(-o-)>モウアキタ
その後は相変わらず部下に丸投げ ┐( -"-)┌マタカヨ・・・
しかし、明日には返さなくてはならないので、慌ててイジくってみた
率直な感想は「便利だけど面倒くさい」
<便利なところ>
プライミングは、開始時に透析液カプラを接続した後、
基本的には画面操作1タッチでOK
血液側のプライミングからガスパージまで自動で行なってくれ、
ダイアライザの脱気は、人の手を介さなくても概ね良好
手を出す場面はV側のエアトラップチャンバのメッシュと
サンプリングポートを叩いての脱気くらい
エアトラップチャンバの液面調整も不要
チャンバ内に排液ラインが入り込んでいるので
それ以上に液面が上昇しない
黄色味がかっているのはイソジンです |
また、上部が膨らんだ形状のチャンバのおかげで
透析中に静脈圧が上昇しても、
液面が急激に上昇しにくいというシロモノ
透析開始から終了に至る一連の工程も
穿刺針に血液回路をAV共に同時に接続した後
設定次第では1タッチのみで脱血から透析を開始、
そのまま透析時間が終了したら自動的に返血まで行なってくれる
開始時の脱血はAV両側から行なって、
ダイアライザで余分な生食を除水(排液)するという設定も可能
同時脱血の様子 イソジンで着色しているんだけど、 わかりにくいかな・・・ |
少ない操作で透析準備〜開始〜返血まで
ほぼ自動で行なってくれるため、
HHDで患者さん自身が操作を行うのに適していると思われる
積層型(H12)のプライミングを行なった場合、
通常は、リークの原因にならないよう
透析液側のキャップを外し圧抜きを行ったり、
脱気のために血液側を再循環しようとすると、
極端な陰圧がかかってしまったりと、
気を使うことが多かったが、
DFASではプライミング開始時に透析液側をガスパージし、
その後、透析液側の圧力を制御しながら
血液側のプライミングを行ってくれるため、
リークなどの心配はないものと思われる
<面倒くさいと思ったこと>
「各工程時間がかかりすぎる」
「設定が複雑でわかりにくい」の2点
on-line HDF時の透析液でのプライミングでおよそ25分
通常HD時の生食プライミングでもおよそ15分かかる
いずれも初期設定だが、設定を変えようにも、
DFASでのプライミング中、工程の切り替わりが複雑で、
設定値を変更した際の各工程への影響が見えにくい
画面に表示される「置換量」と
生食の実際の使用量が合致しないということも・・・
装置に表示される量は、恐らくポンプの回転数から算出した値
しかし、実際にはオーバーフローなどの工程を何回も繰り返すため
正確な使用量は装置で把握できないのではないかと思う
開始時の脱血は、AV同時脱血の場合の脱血速度が
65ml/minで固定となるため時間がかかる ?(。_゚)?ナゼ65?
返血も、A側への逆流返血とV側へ向かっての通常返血を
何度も繰り返すため、通常の手技で行った場合に比べ時間がかかる
これらの動作の変更をしようと設定画面をながめるも
各設定項目や値の工程への影響がイマイチわかりにくい
今後は簡便でわかりやすく設定ができるようになることを望みます
実際に部下くんや看護師さんに使ってもらって感想を聞いてみたら
概ね好意的な意見が多かった
特に看護師さんからは、
「開始時・終了時の手技が簡単になり安全性が増した」
という意見も多数聞かれた
オレ的には、時間がかかりすぎることが気に入らない
プライミング時には工程中にガスパージを行うため、
必ず透析液カプラを接続しなければならないので、
透析液が供給されていることが大前提
うちはCDDSなので、朝出勤したらすでに透析液が供給されており、
すぐにプライミングを開始できるが、
これが個人用なら透析原液を接続するところからなので
透析液ができるまでプライミングができない
生食を使った通常のプライミングなら
透析液を作成している間に行えるのだが・・・
のんびりじっくりできる環境の施設なら良いが、
大抵の施設は開始前の準備は大忙しなので、
在宅のみならず施設向けにも考えているのなら、もう一捻り欲しいところ
近々発売になるDFAS一体型の新型機では
少し改善されていると良いのですが・・・
ピンボケ気味なのは、 ソフトフィルター付けているのに気づかず撮影しちゃったから |
・・・と、思ったら何故かその新型機がうちに・・・ w(゚o゚)wナントイウコトデショウ
北海道初上陸らしいです シッ(*≧b≦*) ナイショデスッテ
詳しくは後日報告します
4 件のコメント:
中央監視とリンクさせれば、最高の人手要らずになって困り物ですね。
プライミングは確かに遅いですねぇ。
私はHDF2台+HD10台を最高25分で仕上げていたので。
DABが立ち上がってからのプライミングでは透析液が勿体無い感じも。。。
あと、ドライ膜は上手く脱気出来ますか?
脱生は確かに便利ですが、この後に漏れが解ったら非常に厄介ですね。
確かにHHDには最適かと思いますね。
我々プロが使うにはどうでしょう?
機種がパラうちつくとリスクにも繋がるので一斉入れ替えか、操作を熟知したスタッフ以外は通常の使用方法にするとか・・・結局、自動プラと返血だけ付いてれば良いかな?
個人的にはメンテのし易さと機能面で26が良いですわ☆
Papa@Home さん
>ドライ膜は上手く脱気出来ますか?
生食プライミングでドライタイプは、
フレゼニウスのFX-Sしか試さなかったのですが、
仕上げにV側のヘッダを叩いてやるくらいでした
ニプロのドライや積層型のようにグリセリン添加したドライは生食ではなく透析液で試しましたので、
液量多く、ポンプスピードも早め設定でしたので、
脱気良かったです
比較にはなりませでしたネ(スイマセン)
自動プラとは違って、透析液が立ち上がっていることが前提ですから、
事前にタイマーで開始時間を設定し自動的に開始ということができませので、
施設では余計に時間と手間がかかると思われます
洗浄量を増やす観点から、コストを考慮した場合、
大量の透析液でのプライミングは有用だと思います
メンテのしやすさは、DC(B)G-03はガタイがでかいので手が入れやすくオススメですよ
はじめまして。透析看護師してます。先日うちの患者様が臨時透析を受けた施設の事を話してくれました。「返血しますよ~って言ってスイッチ、ポン!であとはみてるだけで終わり!」と説明してくれ、その患者様もびっくりされたようでした。生食もぶらさがっていかなったとか…。私とその患者様と「すごいネ~」ただ驚くばかりで。私のまだまだそのような最新の機械ではないので驚きました。
もしかしてこのブログに載っていた機械なのでしょうか?それにしても便利になりましたね。
匿名さん
はじめまして!
コメントが"スパム"となっていたため、しばらく投稿に気づきませんでした(汗)
「匿名」とされるとスパム扱いになってしまい、数日で自動削除されてしまいますので、今度からは名前の入力をお願いします
>スイッチ、ポン!であとはみてるだけで終わり
>もしかしてこのブログに載っていた機械なのでしょうか?
他のメーカ製からも"全自動"装置は発売されているようです
ここで紹介したものとは、動作や機構が違ういますが、恐らく最低限の操作でかつ安全に行われるように考えられて作られているものと思われます
在宅血液透析も普及しておりますので、患者さんが安全かつ確実に操作できることを前提に開発されたんでしょうね
我々、医療従事者の出番が少なくなる時代が来るかもしれませんね(汗)
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