2010年12月18日土曜日

バスキュラーアクセスの管理

最近、よく担当医から言われる苦言
「"シャント"の事で看護師から相談を受けることがあるが
    内容が上手く伝わってこないため対応が後手に廻る恐れがある」とのこと

現状、通常の穿刺は看護師、技士問わず行っているが、
新規やPTA後の穿刺、トラブル時の対応
インターベンションや留置カテーテル挿入などは主に技士が関わっている

バスキュラーアクセス(VA)に関しては「シャントカルテ」のようなモノを作って、
情報を共有するようにしてはいるが、上手く活用されていない
結局、関わりの深い技士だけが情報を詳細に把握しているというのが現実

さらに担当医から提案
「現状、脱血不良など目で見える不具合があってから対応しているが、
                         ある程度予見できる管理方法を確立してみてはどうか?」と

"脱血が悪い""静脈圧が高い""再循環しているかも"という報告はあるが
原因は血管(カテーテル)?刺し方?以前からなのか?はっきりしないらしい
それではと担当医が調べると問題なかった・・・なんてことも多々ある

担当医の心の叫びを代弁すると「そんなことでオレを呼ぶな!」ということ
お手を煩わせるのも申し訳ないので、
技士が主導してVAの管理を強化していこう!ということに・・・

日常の観察は当然として、VAの機能評価を定期的に行うこととした
とりあえず思いついたことは・・・
①透析前後で血液検査を行った際はCL-Gapを算出する
②(BV計による)⊿BVと静脈圧の推移を過去と比較
③超音波診断装置を使用した血管走行の確認と血流の計測
④これらを誰でも簡便に閲覧・利用できる「シャントカルテ」の作成

①と②は今までも漠然とやっていたが、
きちんと記録を残し、過去データと比較できるようにする
③は以前から担当医に勧められ、勉強しようと本まで購入したのだが挫折していた
先日、うちの若いのが「VAの超音波診断」のセミナーに参加
やる気満々の様子だったので、皆で憶えましょう!と言うことに

「臨床工学技士とバスキュラーアクセスの関わり(仮称)」をテーマに、
ゆくゆくは研究ネタにでもなれば良いと思われる
とりあえずは担当医を交え皆で勉強していくこととします

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