[Chromium OS]Cloudreadyをインストール【備忘録】

2021年10月4日月曜日

パソコン

先日、このブログで
Chromebook(Chrome OS)が話題であると紹介した

...んだけど
最新のランキングでは、
なんと!?Linuxを抜いてランクアップ!
ちょっと複雑(苦笑)

順位プロダクト今月のシェア先月のシェア推移
1Windows75.39%76.12%
2OS X15.93%16.14%
3Unknown3.75%3.61%
4Chrome OS2.57%1.74%
5Linux2.35%2.38%
6Other0.01%0.01%

こんな注目度の高いChrome OSなんだけど、
前回ブログでも紹介したように、
基本、Chrome OSは、
WindowsやLinuxなどのように、
OS単体を導入することはできず、
プリインストールされたPC(Chronmebook)を
購入するしか使うことができない

...はずなんだけど、
今の世の中、
なんでも裏技ってあるんよね(笑)

今回は、そんな裏技(既成PCのChrome OS化)をご紹介!

裏技なので、
正式なOSをインストールすることはできない

そもそもChrome OSってLinux(Debian)ベースで作られていて、
ほとんどの操作をブラウザである
Google Chrome上で完結する仕組み

そのChromeブラウザって、
実はオープンソースソフトウェア(OSS)の
Chromiumというブラウザをベースに
作られているのをご存知?

では、ブラウザと同じ名前を冠している
Chrome OSも、
OSSのChromium OSってのが
あるんじゃねぇの?

はい!あるんです(笑)

ただし、そのまま導入するには、
ちょっと高度な知識が必要なので、
簡単に導入できる方法を探してみたら
ありました!

とあるソフトウェア開発会社さんが
Chromium OSを体験できるインストラーを
無償配布してくれてた

その名も「CloudReady(クラウドレディ)」

インストラーのダウンロードページはこちら↓
https://www.neverware.com/freedownload#intro-text

インストラーをダウンロードするには、
「INSTALL THE HOME EDITION」をクリックし、
画面を「Installing CloudReady」まで遷移

Windows版をダウンロードしたければ、
画面左の
「DOWNLOAD USB MAKER」をクリック

...すると
exeファイルが落ちてくるんで、
ダウンロード済んだら
空のUSB差して、
ファイルを開いて、
表示される手順に従って
USBにインストールするだけ

Windows嫌いなんで詳しくは説明しませんので
勝手にやってみて(笑)

ここではUbuntuでの
インストールUSBの作成手順を説明

  1. まずは、上記画面右の「DOWNLOAD 64-BIT IMAGE」をクリック
  2. 「cloudready-free-92.4.2-64bit.zip」という圧縮ファイルをダウンロード(2021年10月3日現在)
  3. 「Downloads」フォルダを開いて、上記圧縮ファイルを開いて「cloudready-free-92.4.2-64bit.bin」を展開
  4. Ctrl+Alt+Tでターミナルを開く
  5. 展開したファイルのあるフォルダへ移動するため以下を$以降に以下を入力

    cd ~/Downloads

  6. 次にこのファイルをUSBにコピーするため$以降に以下を入力

    sudo dd if=cloudready-free-92.4.2-64bit.bin of=/dev/sdb bs=4M

    ※事前にUSBメモリのマウント先を調べておく(上記例ではsdb)

これでインストールUSBは完成!

次はいよいよインストール開始!
インストールUSBを挿したままPCを起動

BIOSかブートローダーを立ち上げて
Boot先にインストールUSBを選択

するとインストラーが立ち上がる

なにやら英語の画面が...(汗)
とりあえず「English(United States)」をクリック

次の画面で...

言語を「Japanese 日本語」と...

「日本語」キーボードを選択

以降、日本語表記となって楽ちん(笑)
「始める」をクリック

まずはWi-Fiの設定

利用規約に同意して...

自分用か子供向けなのかを選択し...

Gmailアドレスと...

パスワードを入れて...

Googleアカウントにログイン!
「設定後に同期オプションを確認する」にチェックを入れ
「同意して続行」をクリック

これで準備完了です!
「始める」をクリック

おっ!見たことない画面
(*^0^*)ワクワク

実はUSBを挿しっぱなしにしていれば
このままでも試用はできる

PC本体にインストールしたければ
画面右下の時計のあたりをクリックし、
メニューを表示させ
「Install OS」をクリック

PC本体へのインストールを開始
「INSTALL CLOUDREADY...」をクリック


「ERASE HARD DRIVE & INSTALL CLOUDREADY」をクリック

10分もかからずインストール終了
(PCのスペックによる)

インストールが終わったら、
PCをシャットダウン → USBを抜く → PCを起動

するとCloudReady(Chromium OS)が立ち上がるはず

普段、Chromeブラウザで同期設定していれば、
何もしなくても勝手に、
Chromium OSにも設定が引き継がれます
(インストールUSB作成の時点で同期完了してます)

実はAndroidスマホも
同期できちゃうんだよねぇ

製品版Chromebook(Chrome OS)では、
Androidアプリも使えちゃう...んだけど、
OSSのChromium OSでは、
残念ながら使えない(悲)

その代わり、
ベースとなっているLinuxのアプリが使える

今後、使い方や使い勝手をレビューしながら、
メインPCとしての使いみちを
模索してみようと思う